2月23日、「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)シングルス2回戦が行われ、第4シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク10位)が、アンディ・マレー(イギリス/同89位)を7-5、6-2で下し、ベスト8進出を果たした。
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全豪オープン後、新型コロナウイルス陽性のため、予定していたATP500ロッテルダム大会などを欠場していたシナー。
この日の対戦相手、マレーとは昨年11月のATP250ストックホルム大会2回戦で初めて対戦。6(4)-7、3-6のストレートで敗れている。
第1セット、シナーは速い攻撃でマレーにプレッシャーをかける。さらに、自身のサービスゲームでもテンポ良くポイントを奪うと、5-5で迎えた第11ゲームをラブゲームでブレークに成功。直後のサービスゲームもきっちりキープし、7-5でセットを奪う。
さらに、第2セット第1ゲームで早々にリードを奪ったシナー。マレーは防戦一方となり、第5ゲームで2度目のブレークを許して万事休す。結局、シナーはマレーに一度もブレークポイントを握らせることなく、ストレート勝利を収め、昨年11月のリベンジを果たした。2回戦では、第5シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同11位)と対戦する。
試合後のオンコートインタビューでシナーは、「緊張したよ。彼との最後の試合で負けてしまったからね。
また、ロジャー・フェデラー(1251勝275敗)、ラファエル・ナダル(1039勝209敗)、ノバク・ジョコビッチ(991勝199敗)に次ぐ、現役選手では歴代4位の勝ち星を誇るマレー(699勝220敗)については、「一緒のコートに立つのは特別な気持ち。彼はレジェンドだ。3度のグランドスラム制覇をし、多くの大会でも勝っていて、手術を受けるという不運なこともあった。彼のファイティングスピリットは信じられない」と語った。