久保建英は着実にメッシへと近づいている マジョルカで磨き上げ...の画像はこちら >>

マジョルカで順調に成長している久保 photo/Getty Images

「ただただ称賛に値する」

かねてより日本代表MF久保建英は各方面から“日本のメッシ”と呼ばれてきたが、いずれ本当にこのレフティーは本家のレベルを目指せるのだろうか。もはやその異名は、数いる若手へ安易に与えられるものとは少し違う意味合いを持つようになってきているのかもしれない。



昨夏レアル・マドリードへと移籍を果たし、現在はマジョルカで武者修行中の身である久保。しかし、この18歳は初のリーガ・エスパニョーラという舞台でも物怖じせずに実力を発揮している。いくら才能豊かな選手とはいえ、正直ここまでの結果を残すとは多くの人が予想していなかったのではないだろうか。

そんな恐ろしい成長曲線を描く久保のパフォーマンスには、海外メディアも驚きを隠せない様子。この18歳の急成長をマジョルカ加入当初から振り返りつつ、賛辞を送るのは『MANAGING MADRID』だ。その中で同メディアは“日本のメッシ”のあらゆる能力が本家に近づいてきたと絶賛。
久保能力を高く評価している。

「クボの技術面におけるクオリティと全体的な能力は、ただただ称賛に値する。彼は複数のDFに囲まれても、そのプレッシャーを吸収するかのようにドリブルで突破してしまう。低い重心と緻密なボールコントロールはメッシに通じるところがある。素晴らしい突破の後に必ずしも最高の結果(ゴール)を得られているわけではないが、クボは試合を次のレベルへと引き上げることができるようなパスも出せる。彼の素早い思考とスペースを見出すビジョンは、相手のタイトな守備のロックを解除することを可能とする」

柔らかなタッチと軽快なリズム、そしてまだ18歳とは思えぬ落ち着きぶりで淡々と相手守備陣を出し抜いてしまう久保。
昨今、期待の若手に向けられる“〇〇のメッシ”という異名は「いずれメッシになれるかもしれないホープ」という意味合いが強かったが、久保に関しては「日本からやってきたメッシに比肩する実力者」という風に意味が少し変わってきているか。“日本のメッシ”は恐るべき速度でスターダムを駆け上がっている。

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