PSG指揮官ルイス・エンリケ Photo/Getty Images
パリ・サンジェルマンの指揮官としてCL連覇を達成
パリ・サンジェルマンを率いるルイス・エンリケの強烈なリーダーシップは、幼少期から変わっていなかったようだ。同監督の少年時代を知る恩師が、レアル・マドリーへの強いライバル意識を示した秘話を明かしている。
フランス『RMC Sport』のインタビューに応じた元指導者ホセ・マリア・フェルナンデス・デ・ブリト氏は、少年時代のルイス・エンリケについて「当時からリーダーだった」と振り返った。
「今持っている特徴は子どもの頃からすでに備わっていた。ルイス・エンリケは兄弟たちといつも一緒にいた。『自分が決める、こうやるんだ』というタイプだった」
現在の指導者としての姿にも通じる強い統率力は、幼少期から周囲を引っ張る存在だったことを物語っている。
なかでも印象的だったのが、レアル・マドリードに関するエピソードだ。
デ・ブリト氏によると、ある日カフェで過ごしていた際、レアル・マドリードのファンだった店主がエンリケの兄弟に対し、「白いユニフォームが似合うだろう」と冗談交じりに話しかけたという。
するとエンリケは椅子から飛び上がり、「もしレアル・マドリードのユニフォームを着たら、もう口をきかない」と宣言したそうだ。
恩師は当時を思い出しながら笑い、「そのわずか1年後にルイス・エンリケがレアル・マドリードと契約したのだから面白い話だ」と語っている。
そんなルイス・エンリケは現在、ヨーロッパ屈指のチームを作り上げている。パリ・サンジェルマンは2年連続でチャンピオンズリーグを制覇。レアル・マドリードに次ぐ史上2チーム目の偉業を成し遂げた。
デ・ブリト氏は成功の理由について、「パリ・サンジェルマンは彼に自由を与えた」と分析した。
さらに、レアル・マドリード所属のFWキリアン・ムバッペが在籍していた時代を振り返りながら、「指揮者がピアニストを求めているのにギタリストを連れてくるようなものだった」と表現。現在はルイス・エンリケが理想とするチーム作りを実現できていると評価している。
幼少期から変わらぬ強烈な個性とリーダーシップ。ルイス・エンリケ監督はその信念を貫きながら、ヨーロッパ最高監督にまで成り上がった。

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