ゴールデンウィークは、夏野菜の準備を始めるのに最適な時期。休日の1日を利用して野菜を植えてみませんか。
今の時期に植えれば、初夏から夏にかけておいしい野菜が収穫できます。
今回はゴールデンウィークに植えてみたい、初心者にオススメの夏野菜を紹介します。
■野菜作りの前に!土の準備が肝心
野菜作りには下準備が必要です。苗の生育を促すためにも、下準備はきちんとおこなっておきましょう。
プランターで育てるときは、野菜作り専用の培養土を購入しましょう。必ず新しい土でおこなうのがポイントです。
お店で購入できる培養土は殺菌もされていて、肥料が混ぜ込んであるため、そのまま使えるようになっています。ガーデニングに慣れてきたら、自分でブレンドするのもオススメですよ。
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庭や畑で育てる場合は、あらかじめ土の酸度も計測しておきましょう。多くの野菜は中性~弱酸性を好むため、土が酸性やアルカリ性に偏っていると苗が上手に育たない可能性があります。
土の酸度は園芸店や100均で販売している酸度測定液でカンタンに調べられます。
中性~弱酸性の土に腐葉土や混合堆肥を混ぜ込むと、土の準備は完了です。
■GWに育てたい!初心者にもオススメの夏野菜6選
野菜は種からでも苗からでも育てられますが、初心者の場合は苗から育てるのがオススメ。
すでに発芽しているため、種から育てるよりも安定した生長が期待できます。
必要に応じて野菜用プランターや支柱、虫よけネットや防虫剤も用意しておくと安心ですよ。
■エダマメ
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ビールのおつまみにピッタリの枝豆は、畑でもプランターでも育てられる野菜。
日当たりがよい場所で育て、水やりは多湿にならない程度におこないましょう。花が咲き始めた頃と、その2週間後に追肥をおこなうと実つきがよくなります。※参考価格:300円前後(3号ポット苗)
■オクラ
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収穫だけでなく、花の観賞も楽しめるオクラ。初夏に白や黄色のハイビスカスのような花を咲かせ、畑やベランダガーデンをきれいに彩ってくれます。
日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
■インゲン
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インゲンには、ツル無しとツル性の2種類があります。ツル性は大きく育ちやすいので、プランター栽培の場合はツル無しがオススメです。
畑でツル性インゲンを育てるときには、ネットを張ってツルを誘引しながら育てましょう。
■ミニトマト
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ミニトマトは大玉~中玉トマトよりも実が小さいので実が割れにくく収穫しやすい野菜。畑でもプランターでも育てられますが、茎が高く伸びて折れやすいので支柱を立てて育てましょう。
日当たりと風通しがよい場所で育て、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとあげてください。追肥は植え付け後の2週間後から、2週間に1度を目安におこないましょう。
■クウシンサイ
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クウシンサイは家庭菜園で手軽に育てられる野菜です。種をひと晩水につけてからまくと、発芽しやすくなります。日当たりと風通しのよいところで育てましょう。病害虫の心配もほとんどありません。
20~30センチまで伸びたら、収穫を兼ねて半分の長さに摘心を。摘心後は脇芽がどんどん伸びて収穫量もアップします。2~3週間に一度追肥すると秋まで収穫が楽しめます。※参考価格:200円前後(3号ポット苗)
■メロン
メロンはウリ科の植物。難しいとされるメロンの栽培ですが、近年は家庭菜園用にさまざまなミニメロンの苗が出回るようになりました。家庭でも、この機会にぜひチャレンジしてみたい果実です。
メロンは日当たりのよい場所で育てます。プランターで育てる場合、品種によっては支柱につるを誘引して育てる方法も。製枝や受粉が必要になりますが、結実して収穫できたときの嬉しさもひとしおです。※参考価格:500円前後(3号ポット苗)
■まとめにかえて
まとまった休みがとれるゴールデンウィークは、野菜の植え付けにピッタリの時期です。園芸店にもたくさんの野菜苗が並ぶので、ぜひ出掛けてみてください。
苗が大きくなり、花が咲いて実も大きくなっていく姿は、見ていてとても嬉しいものです。上手に育てて、初夏~夏の収穫期を楽しんでください。