ヤクルト、阪神の2強ムードだったセ・リーグが混沌としてきた。要因は巨人の快進撃。

5月10日の中日戦から19日のヤクルト戦まで、阿部監督就任後最長タイとなる7連勝を飾り、一気に上位に迫ってきた。

 5月9日に首位ヤクルトから5・5ゲーム差の4位だった巨人は、わずか10日間で一気に1・5ゲーム差まで急接近。現在は1位ヤクルトから1差で2位阪神、さらに0・5差で巨人が続く。短期間で3強に様変わりした格好だ。

 岡本がメジャーに移籍して破壊力は下がったが、平山、佐々木、浦田ら若手が頭角を現している。19日のヤクルト戦では、不振に苦しんでいた戸郷が7回無失点と復活勝利。7連勝のうち、2点差以内が6試合と派手さはないが、チーム全体に勝ち切る力がつきつつある。

 さらに、19日には前週5戦5登板だったマルティネスに休養を与えたり、先に手を打つ形で先発陣の登板間隔をあけるなど、長いシーズンを見据えた起用も目立ち、他球団にとっては不気味さを増しているだろう。

 26日からは交流戦がスタート。巨人はその前の2カードで、ヤクルトと2試合、阪神と3試合を戦う。まだシーズンは序盤だが、セ・リーグの行方を占う上でも大事な1週間となるかもしれない。

編集部おすすめ