2026年1-3月期決算は予想上振れ、今夏リリースの「シーオブレムナンツ」が焦点
銘柄名:網易(ネットイース)
現地コード:09999
株価:171.70HKD(5/22現在)
ネットイースの2026年1-3月期決算は主力のオンラインゲーム収入が前年同期比7%増の251億元、調整後純利益がほぼ横ばいの113億元と、市場予想をそれぞれ4%、13%上回った。
サプライズは粗利益率が69.4%に達したこと。
短期的には7-9月期にリリース予定の期待作、「シーオブレムナンツ(SOR)」が焦点になると指摘。安定的な四半期配当と積極的な自社株買いにも言及し、同社株の先行きに対して強気見通しを継続している。
BOCIは同社が今後も革新的なコンテンツやゲーム体験の改良、軽量なフォーマットの展開などを通じて定番作品の長期運営に注力するとの見方。同時に厳選した有力候補作品を対象に研究開発に集中するとみる。「シーオブレムナンツ」は7-9月期のリリースに先立ち、中国国内で新たな有料テストの参加登録を始めており、注目度は高い。
また、「夢幻西遊(FWJ)」「風燕伝:Where Winds Meet(WWM)」「シーオブレムナンツ」や今後リリース予定のタイトルがPCゲームをけん引することで、ゲーム事業の業績見通しが改善していると指摘。この点を加味し、2026-28年の予想売上高を2-5%上方修正した。
さらに、粗利益率に関する想定値を大幅に引き上げ、予想「1米預託株式(ADS)当たり調整後利益」(調整後EPADS)を6-11%上方修正している。
1-3月期決算は大幅に市場予想を上回った。オンラインゲーム収入はFWJシリーズや国内外のWWMの好調を背景に前年同期比7%増の251億元と、市場予想を4%上回った。
粗利益率は69.4%と、市場予想の64.6%を明らかに上回る水準。
また、オンライン教育子会社の有道を除く繰延収益は前年同期比24%、前四半期比8%増加し、現金収益はそれぞれ2%増、20%増だった。配当性向は例年通りの30%。2029年1月までに50億米ドル規模という自社株買い計画に基づき、1-3月期には約1億米ドル相当の買い入れを行った。
BOCIは今回、サムオブザパーツ(SOTP)方式をベースとする目標株価を引き上げた。2026年予想調整後EPADSを9.7米ドルとし、予想株価収益率(PER)14倍を適用。有道とクラウド音楽事業の評価額(4.0米ドル)、手元現金分(15.0米ドル)を上乗せした上で、目標値を算出した。
レーティング面の潜在リスク要因としては、パイプラインの脆弱(ぜいじゃく)化、マクロ経済とネット消費の回復力の鈍さ、ゲーム規制、市場競争の激化、投資の失敗、提携関係の悪化、ADR上場廃止などの可能性を挙げている。
(Bank of China int.)

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