2026年5月14日から16日までパシフィコ横浜で開催された「ジャパントラックショー2026」のスズキブースで、ひときわ目立つ軽トラックが展示されていました。「スーパーキャリイ Xリミテッド」です。
鮮やかなオレンジ系のカラーに加え、ボリューム感あるルーフラックやガード類などを装着した姿は、従来の“仕事車”という軽トラ像を大きく変えるもの。実はこの車両、軽トラ向けカスタムパーツで知られる「HARD CARGO(ハードカーゴ)」製パーツを装備した仕様で、アウトドア色を強く打ち出したモデルとなっています。
ベースとなる「スーパーキャリイ」は、標準仕様の「キャリイ」と比べ、キャビン後方スペースを拡大したモデルです。シートのリクライニング量を増やし、厚みのあるシートも採用。長時間運転時の快適性を高めたほか、車内休憩や内部でのPC作業などができる設計となっています。
仕事用のシンプルなイメージとは一線を画す、おしゃれなカラーリング、リフトアップ、荷台のラックなどが魅力で、今回展示されたXリミテッドは、そうした“遊べる軽トラ”路線をさらに押し出した存在といえそうです。
「カスタム済みを新車で買える」 スズキが狙う軽トラ新需要とは今回のXリミテッドで興味深いのは、単なる参考展示ではない点です。
装着されているハードカーゴ製パーツは、スズキの「スズキ セレクトプラス」対応商品となっており、ディーラー経由で装着可能です。つまりユーザーは、納車後にショップへ持ち込んでカスタムする必要がなく、“この姿のまま”新車として納車されたものを乗ることができます。
アフターパーツ装着車は、場合によっては整備入庫時に制約が出るケースもあります。しかし、メーカー系ディーラーで対応可能な商品として用意されている点は、ユーザーにとって安心材料といえるでしょう。
スズキ関係者によると、キャリイ系全体の販売比率は、標準キャリイが約8割、スーパーキャリイが約2割とのこと。
実際、車内で休憩しやすいキャビンやアウトドア映えするデザインは、釣りやキャンプ、農業・漁業の現場移動などとも相性が良好。“働くクルマ”だった軽トラは今、“遊ぶクルマ”としての役割も担い始めています。

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