秋葉原~つくば間を結ぶつくばエクスプレス(TX、首都圏新都市鉄道)は、最高130km/hの高速鉄道で利便性も高いことから、延伸が沿線自治体から要望されてきました。
茨城県としては、2018年、つくばから「土浦、茨城空港、水戸、筑波山」方面への延長構想が示されました。
ただし、どの案も費用便益分析ではB/C(費用便益比)が1.0を超えておらず、最大需要が見込まれる土浦駅延伸でもB/Cは0.6のため、巨額な整備費用をどのように捻出するのかという課題があります。
そうした状況ですが、現状でも7~8万人の流動があり、一部区間ではピーク時以外でも渋滞が発生しているというつくば~土浦間のバスは、どの程度利用されているのでしょうか。
「つくばの先」でバスから見えた景色はつくばセンターを朝7時30分に出発する関東鉄道のバスで、土浦駅を目指します。つくばセンターはTXのつくば駅に隣接しており、無駄のない動線です。非常に大きなバスターミナルで、10台以上のバスが待機しています。利用客であふれており、係員が整理にあたっていました。
関東鉄道バスは29人の乗客を乗せて出発。立客もいます。つくばの街並みは人工的ながらよく整備されており、美しい景観です。吾妻住宅、竹園一丁目で1人ずつが乗車、竹園二丁目で2人乗車、竹園高校前でも2人乗車と乗客が増え、道も渋滞してきました。
通過する停留所は一つもありません。竹園高校前で初めて1人が下車します。花室交差点では1人が乗車しますが、道が混んでいて、なかなか進めない印象です。花室観音入口で初めて利用客ゼロで通過します。7時52分の古来まで来ると、ようやく研究学園都市らしい景観が薄れてきました。
7時56分、土浦監督署・ハローワーク入口で1人乗車・2人下車。田中三丁目と田中二丁目で1人ずつ乗車。田中一丁目では2人が乗車し、乗客は増え続けました。
終点に近い千束町で3人が下車するとその後は乗降もなく、8時9分、土浦駅西口に到着。筆者を含めて34人が下車しました。
乗車した実感としては、沿線人口も多く、県の報告書にあった通り、各所で渋滞も発生していました。費用対効果に見合うか、という課題はあるものの、沿線には開発の余地が残されているようでもあり、今後の開発計画次第では鉄道延伸も決して夢物語ではないと感じました。

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