4車線化に向けて「まずは3車線に」!

 国土交通省京都国道事務所と京都府は、国道24号大久保バイパス「寺田拡幅」事業の進捗に伴い、2026年5月31日(日)21時に当該区間で走行車線の切り替えを実施します。

「新名神の側道」ついに“上下線きっちり分離”へ 「逆走に注意...の画像はこちら >>

 寺田拡幅は京都と奈良を結ぶ国道24号のうち、新名神高速の城陽ICが接続する大久保バイパスより南側の2.1kmを、2車線から4車線へと拡幅する事業です。

 この区間は新名神高速の大津JCT~城陽JCT/IC間などと一体で整備されており、寺田拡幅は完成後の高速本線の“側道”という位置づけ。現ルートは新名神の高架の北側を通りますが、高架を挟んだ南側にも2車線を構築することで、上下線を分離して4車線化します。

 これまでは部分的なルート切り替えを実施してきた本事業ですが、今回の切り替えにより、上下線が完全に分離される予定です。このため、国道事務所は特に、高架の南側へ移設となる西行き(京都方面)について「逆走にご注意」とSNSで呼びかけています。

 また、切り替え後は当面、東行きが1車線、西行きは2車線での通行となり、東行き1車線分で引き続き工事が進められます。

 さらに今回は、国道24号からJR奈良線をまたぎ、丘陵部へと通じる府道「山城総合運動公園城陽線」の「城陽橋」でも車線切り替えが行われます。新設されたもう1本の橋が供用となり、こちらも上下線が分離される計画です。

 京都国道事務所によると、この区間の交通量は1日あたり2万400台(2023年10月時点)に達し、交通容量の約1万7100台を大幅に超過し、旅行速度は20km/hを下回るといいます。

 さらに、周辺では新名神の開通を見据え、「京都城陽プレミアム・アウトレット」や「宇治田原IC物流拠点整備計画」といった大型商業・物流施設の整備も進んでいます。すでに現道では朝夕を中心に渋滞が多発しているため、混雑緩和にも期待がかかります。

 今回の寺田拡幅の切り替えは、4車線供用の前に訪れる、この事業で最大のハイライトといえるかもしれません。

 なお、当初は寺田拡幅との同時開通を予定していた新名神の大津JCT~城陽JCT/IC間は、建設工事の遅れにより、早くとも2028年度以降の開通となる見通しです。

【地図・写真で見る】「寺田拡幅」車線切り替えの概要

編集部おすすめ