ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年5月30日、ロシア軍が縞模様の塗装を施したトラックを使用し始めたと報じました。
公開された車両は、シマウマのような白と黒の縞模様で車体全体が塗装されたカマズ製のトラックです。
このような塗装パターンの登場について同サイトは、トラックの視覚的な輪郭をぼかすことで、自爆ドローンによる攻撃を回避しようとしているのではないかと分析しています。
このような迷彩手法は「ダズル迷彩」と呼ばれ、第一次世界大戦中の艦艇で多く採用されました。迷彩といっても対象を目立たなくするのではなく、前述のように大きさや速度、進行方向などを視覚的に把握しにくくすることを目的としています。
第二次世界大戦でも、この種の迷彩は戦艦や空母、巡洋艦などに使用されていましたが、レーダー技術の発達に伴い、次第に廃れていきました。
車両への攻撃などに使用される自爆ドローンは、操縦者がゴーグルを装着し、一人称視点(FPV)で操縦することが多いため、ダズル迷彩が本来得意とする「視覚を混乱させる効果」は理論上期待できます。ただし、熱画像センサーやAIによる画像認識機能を搭載したドローンも増えており、このような迷彩による効果は限定的であるとみられています。

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