どうやって小型ドローンを捕捉するのか

 ドイツのラインメタル社が開発した中口径の30mm砲塔システム「ランス/ランス2」はモジュール設計を取り入れ、装軌・装輪など多様な車体に搭載することができる先進的汎用砲塔として、オーストラリアやドイツ、ハンガリー、イタリアなどで採用されています。

「戦闘車両の天敵を撃ち落とせ!」ドイツ兵器大手が既存砲塔での...の画像はこちら >>

 主武装として強力な30mm機関砲「Mk30-2/ABM」を備え、さらに「スパイクLR1/LR2」対戦車ミサイルも搭載できるなど、歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車といった軽・中装甲車両から主力戦車まで、幅広い目標の撃破を想定した武装を有しています。

 2026年6月2日、この「ランス」砲塔システムによるC-UAS(対ドローン)能力を実演した動画をラインメタル社がYouTubeに公開しました。50秒ほどの短い動画では、飛来する小型のクアッドコプター(4枚ローター)型ドローンを、ランスがエアバースト弾(空中炸裂弾)で無力化する様子が収められています。

 注目すべきは、「ランス」の視察サイトに搭載された小型レーダーです。形状から、米エコーダイン社のC-UASレーダー「エコーガード」だと思われます。1つ20cm四方程度というコンパクトさながら、小型ドローンを800m~1km程度の距離で探知できる性能を持っています。

 小型ドローンの迎撃には、まず対象をいち早く捉える探知能力が不可欠です。レーダーで探知したうえで、既存の光学・赤外線サイトやレーザー測距器を用いて照準し、攻撃するという流れになります。ウクライナの戦場では多くの装甲車両がドローンの攻撃により撃破されていますが、装甲車両の側も対抗手段を着実に発展させている模様です。

【ドローンを見事撃墜!】レーダーの目とエアバースト弾の組み合わせ(動画で見る)

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