偏光度95%以上のサングラスがオススメ!

日差しの強い夏場から、西日がまぶしい秋(太陽高度の関係で、秋冬は眩しいと感じる時間帯が夏よりも約1.5倍も長い)のドライブには、サングラスが欠かせない。しかし、安易なサングラス選びは、目が疲れたり、人やモノが見えづらくなって、ほとんどデメリットしかないことも……。



そこで、クルマと釣りをこよなく愛し、サングラス選びには一家言ある知人の医師に、ドライビング用サングラス選びのポイントを聞いてみた。



「サングラス選びで大事なのは、紫外線透過率と偏光度です。レンズの色の濃さと紫外線をどれだけかとするかは、別問題で、運転用に使うなら紫外線透過率が1%以下で、なおかつ有害な紫外線UV400を99.9%以上カットしているものを選びましょう。もうひとつ、フロントガラスの映り込みやダッシュボードのテカリ、路面の照り返しなどをカットする偏光レンズにすると、目の疲れが圧倒的に軽減されます。偏光度は高ければ高いほど歪みが少なく、雑光をカットしてくれるので、95%以上のものがオススメです。偏光度の低いレンズは目が疲れるので避けましょう」。



現役医師の回答は? クルマの運転時にかけるサングラス選びで注...の画像はこちら >>



「ただ偏光度は、暗い色のレンズほど高く、明るいレンズほど低くなる傾向があります。

でも、運転をするときは明るいレンズのほうが見やすいはず」。



可能ならいくつかのサングラスを使い分けるのが好ましい

「明るさを確保しながら偏光度の高いレンズを作るのは技術的に難しいので、一部のメーカーしかありませんし、値段もそこそこしてしまうのが難点。私自身は、朝や夕方、曇りの日には、オレンジ系の明るいレンズを使って、日中や晴天時にはライトブラウンに架け替えているので、できれば2タイプ以上のサングラスを持ち歩ければベストです。どれか1本ということであれば、偏光度95%以上のライトブラウン。ブラウン系だと景色の色が自然に見えるのがいいですね」。



現役医師の回答は? クルマの運転時にかけるサングラス選びで注意すべきこととは



「あとはフィット感。

欧米人と日本人では鼻の高さが違うので、『アジアンフィット』の製品が無難。店頭で実際にかけてみて、長時間かけても気にならないものを選びましょう。2万円ぐらいの予算があれば、これらの条件をクリアして立モデルが選べるはずです」、とのこと。



ちなみにこのドクターが愛用するサングラスは、高性能フィッシンググラス『サイトマスター』。透明感が高く、歪みが少なく、傷つきにくい、ガラスレンズにこだわったメーカー。スバル&STiとコラボした『TALEX』のドライビングサングラスなども評価していた。