2024年5月20日
IKホールディングス<2722>、ITソリューション事業展開のアルファコムをクウゼンに譲渡
IKホールディングスは、ITソリューション事業を展開する子会社のアルファコム(東京都千代田区。売上高5億1800万円、営業利益877万円、純資産△4570万円)の全株式を、AIチャットボットサービスを手がけるクウゼン(東京都千代田区)に譲渡することを決めた。事業の選択と集中の一環。
トスネット<4754>、警備事業を手がけるNEXTを子会社化
トスネットは、警備事業を展開するNEXT(東京都福生市。売上高1億4500万円、営業利益312万円、純資産1280万円)の全株式を5月17日付で取得し、子会社化した。トスネットグループで警備事業を展開するトスネット首都圏(東京都江東区)、三洋警備保障(東京都世田谷区)などとの相乗効果を見込む。取得価額は非公表。NEXTは2018年に設立。東京都多摩地区を中心に交通誘導警備などの事業を手がけている。
ケイブ<3760>、遊技機開発を手がけるサクセスプラスを子会社化
ケイブは、遊技機の開発などを手がけるサクセスプラス(東京都品川区。売上高9億2300万円、営業利益456万円、純資産1470万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。大手企業からの継続的な受注を獲得しているサクセスプラスを傘下に収め、収益基盤の強化を図る。ケイブが手がけるゲーム事業はユーザーの嗜好の変化などによる収益の振れ幅が大きく、安定的な収益が期待できる事業への参入を検討していた。取得価額は未確定。取得予定日は2024年6月30日。
エステー<4951>、筆頭株主のシャルダンを株式交付で子会社化
エステーは、同社の筆頭株主で損害保険代理業などを展開するシャルダン(東京都世田谷区。営業利益△1500万円、純資産19億1000万円)を株式交付の手続きで取得し、子会社化することを決めた。株式の流動性の向上と株主構成の変化によるコーポレート・ガバナンスの強化が目的。シャルダンはエステー株を24.8%保有。株主が創業家であることから、外形的に資本と経営が実質的に一体であるかのような状態が続き、株式の流動性が制限されている状況にあった。取得予定日は2024年7月1日。
トーカイ<9729>、訪問介護事業を手がけるLE.O.VEから福祉用具貸与など3事業を取得
トーカイは、訪問介護事業などを手がけるLE.O.VE(東京都渋谷区)の福祉用具貸与、福祉用具販売、住宅改修の3事業を会社分割の手続きで取得することを決めた。福祉用具の貸与・販売事業における首都圏での顧客基盤の拡大とシェア向上が目的。LE.O.VEは2007年設立で、3事業の2023年6月期の売上高は5800万円だった。取得価額は8000万円。取得予定日は2024年7月1日。
日本KFCホールディングス<9873>、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOBを受け入れ、株式を非公開化
日本KFCホールディングスは20日、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、株式を非公開化すると発表した。カーライル・グループは、日本KFCホールディングスの筆頭株主である三菱商事の保有分を除く64.88%の株式取得を目指す。買付代金は最大で約945億円。TOB成立後、株式併合、自己株式取得などの手続きを経て、カーライル・グループの完全子会社となる。
2024年5月21日
岡三証券グループ<8609>、愛媛証券から証券業務を取得
岡三証券グループは21日、子会社の岡三証券(東京都中央区)を通じて、愛媛証券(松山市)から有価証券の売買・勧誘・引き受け、店頭デリバティブ取引、資産管理などの第一種金融商品取引事業を取得することを決めた。岡三証券は金融商品仲介業者向けの証券プラットフォーム事業を9月に開始する予定で、今回の事業取得はその一環。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月30日。
ERIホールディングス<6083>、河川環境コンサルの福田水文センターを子会社化
ERIホールディングスは21日、河川環境コンサルタントの福田水文センター(札幌市。売上高18億3000万円、営業利益2億9000万円、純資産14億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。北海道での土木インフラ・環境関連事業に力を入れ、自然共生社会の実現を目指す。取得予定日は2024年6月5日。取得価額は22億8800万円。
岡三証券グループ<8609>、相生証券から証券業務を取得
岡三証券グループは21日、子会社の岡三証券(東京都中央区)を通じて、相生証券(兵庫県相生市)から有価証券の売買・勧誘・引き受け、店頭デリバティブ取引、資産管理などの第一種金融商品取引事業を取得することを決めた。岡三証券は金融商品仲介業者向けの証券プラットフォーム事業を9月に開始する予定で、今回の事業取得はその一環。相生証券は金融商品取引業から金融商品仲介業に業種転換し、岡三証券の金融商品を仲介する。取得価額は非公表。取得予定日は2024年9月30日。
ERIホールディングス<6083>、建設コンサルタントの国土工営コンサルタンツを子会社化
ERIホールディングスは21日、建設コンサルタントの国土工営コンサルタンツ(大阪市)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。国土工営のBIM/CIM(建設計画・調査・設計の3次元モデル化)に関する知見とノウハウをグループ内で活用するのが狙い。関西地区における建設コンサルタント会社のM&Aで3社目となる。取得予定は2024年6月中。取得価額は非公表。
2024年5月22日
ラストワンマイル<9252>、インターネット無料マンション事業などのSHCを子会社化
ラストワンマイルは、インターネット無料マンション「FReeNeXT」事業などを展開するSHC(名古屋市。売上高8億300万円、営業利益2400万円、純資産3200万円)を株式交換で子会社化することを決めた。新たな事業の柱として育成中のインターネット無料マンション事業の基盤強化の一環。株式交換予定日は2024年9月1日。
ゼネラル・オイスター<3224>、カキの陸上養殖子会社ジーオー・ファームをグッドフィールドに譲渡
ゼネラル・オイスターは、カキの陸上養殖事業を手がける子会社のジーオー・ファーム(沖縄県久米島町。売上高1500万円、営業利益△4900万円、純資産△2200万円)の全保有株式52.5%を、グッドフィールド(横浜市)に譲渡することを決めた。カキの陸上養殖事業から撤退し、主力とするカキの直営レストラン事業とカキの卸売事業に経営資源を集中させる。譲渡先のグッドフィールドはゼネラル・オイスター社長の吉田秀則氏の資産管理会社。譲渡価額は525万円。譲渡予定日は2024年7月1日。
北雄ラッキー<2747>、北海道・白老町の「熊谷商店」からスーパー事業を取得
北雄ラッキーは、熊谷商店(北海道白老町)のスーパーマーケット事業を取得することを決めた。道央地区でのシェア拡大の一環。北雄ラッキーは道内一円で食品スーパーマーケットを展開している。熊谷商店は1974年設立で、スーパーマーケット「スーパーくまがい」を運営するほか、ホテル、病院、養護施設向け食材の卸売りを手がける。取得価額は非公表。取得予定日は2024年8月16日。
2024年5月23日
GENDA<9166>、香港VAR LIVE Internationalの日本法人からVRゲーム事業を取得
GENDAは傘下のダイナモアミューズメント(東京都千代田区)を通じて、VAR LIVE JAPAN(東京都中央区)からVR(仮想現実)ゲーム事業を取得することを決めた。アミューズメント施設運営を中核とするエンターテインメント経済圏構築の一環。VAR LIVE JAPANは世界的なVRゲーム開発企業の香港VAR LIVE Internationalの日本法人。取得価額は非公表。取得予定日は2024年6月1日。
東宝<9602>、アニメスタジオのサイエンスSARUを子会社化
東宝は、アニメーションスタジオのサイエンスSARU(東京都武蔵野市。売上高14億円、営業利益4億2800万円、純資産4億1000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。グループの成長戦略の一つに位置付けるアニメ事業の成長加速につなげる狙い。サイエンスSARUは2017年公開の「夜明け告げるルーのうた」、2022年公開の「犬王」などの作品で知られる。
Link‐Uグループ<4446>、雑誌読み放題サービスのビューンに追加出資して子会社化
Link‐Uグループは、雑誌読み放題サービスを提供するビューン(東京都千代田区。売上高10億500万円、経常利益9600万円、純資産4億2000万円)の株式17%を追加取得し、子会社化することを決めた。現在49%の持ち株比率を66%に引き上げる。ビューンが培ってきた法人営業の強みを取り込み、コンテンツ配信事業の基盤拡充につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2024年5月31日。
リョービ<5851>、京セラ<6971>の傘下企業と中国で合弁運営するKITCNを子会社化
リョービは、京セラ傘下の京セラインダストリアルツールズ(KIT、広島県福山市)と合弁運営する中国の京瓷利優比(大連)机器有限公司(KITCN、遼寧省)を子会社化することを決めた。ドア開閉装置などの建築用品事業を承継するKITCN(存続会社)と、電動工具などのパワーツール事業を引き継ぐ新会社に分割したうえで、リョービはKITCNの全持ち分を取得する。リョービとKITは6年前の合弁開始時、互いにそれぞれの事業を将来独立させることで合意していた。取得予定日は2024年8月1日。
2024年5月24日
ファンコミュニケーションズ<2461>、インフルエンサーマーケティングのWANDを子会社化
ファンコミュニケーションズは、インフルエンサーマーケティング事業のWAND(東京都中央区。売上高6100万円、営業利益3000万円、純資産3500万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。自社のアフィリエイト(成果報酬型)広告サービス「A8.net」と、WANDが抱える数多くのインフルエンサーを結びつけ、広告主の顧客満足度の向上、安定した広告在庫の提供につなげることでグループの成長戦略を加速させる。
広済堂ホールディングス<7868>、岩手県安比高原の学生寮建設プロジェクト子会社「HAD2」を譲渡
広済堂ホールディングスは、学生寮の建設プロジェクトを進める子会社H.A.Development 2(HAD2、岩手県八幡平市。売上高0円、営業利益△22万2000円、純資産17億9000万円)の全保有持ち分99.9%を譲渡することを決めた。譲渡先は非公表。HAD2は2022年8月に八幡平市の安比高原に開校した英国式全寮制インターナショナルスクール「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の2棟目の学生寮の建設(2024年8月完成予定)を目的とする合同会社。譲渡価額は18億3550万円。譲渡予定日は2024年5月31日。
ナック<9788>、注文住宅建築の秀和住研を子会社化
ナックは、注文住宅建築の秀和住研(青森県八戸市。売上高25億5000万円、営業利益3200万円)の全株式を取得し、24日付で子会社化した。グループのナックハウスパートナー(東京都新宿区)を通じて「ACE HOME」のブランドで展開する住宅フランチャイズ事業の強化などにつなげる。秀和住研は1990年設立で、青森県と秋田県を地盤とし、それぞれ4カ所の住宅展示場を持つ。2009年に「ACE HOME」の加盟店に加わった。取得価額は非公表。