福山雅治、福原遥×水上恒司ダブル主演映画『あの花』主題歌を書き下ろし「“いま、日々を生きていることの幸せ”を歌で描きたい」
福山雅治

福原遥と水上恒司がダブル主演を務める映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌が、福山雅治の新曲「想望」に決定。

併せて予告編とメインビジュアル、場面写真が公開された。



本作は、10代を中心に人気を博し、シリーズ累計発行部数70万部を突破した汐見夏衛による同名小説の実写映画。主題歌のタイトル「想望」は「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと」という意味で、福山が実際に本編を観て、登場人物たちに思いを馳せ、映画に寄り添って書き下ろした壮大なバラードとなっている。



福山は主題歌について「福原さん水上さんたち二十代の俳優をはじめとする出演者全員が表現する1945年の夏。あの日々に想いを馳せた誠実なお芝居に胸を打たれました。

本作は、運命がもたらす喜びと苦しみを教えてくれています。時代という抗えない濁流の中に飲み込まれる一滴の水のように出会った百合と彰の運命。人々の日常を破壊する戦争という行為が、何度も繰り返されてきた時代の果てである現在。その2023年に産み落とされた今作に寄せて“いま、日々を生きていることの幸せ”を歌で描きたいと思いました」とコメント。



また福原は「感動して胸がぎゅっとなりました。百合や彰、特攻隊の皆の気持ちが繊細に描かれていて、この作品を通して伝えたいことが全て詰まっているような気がします。

この曲を聞きながら撮影をしたかったです」、水上は「百合と出会い、惹かれ、少しずつ気持ちが変わっていく彰の心情……その全てがこの曲に描かれているような気がしました。『想望』をきっかけに、多くの方にこの映画をご覧いただき、作品に込めた思いが伝わることを願っています」と語っている。



そして、原作者の汐見は「物語は百合たち送り出す側の目線で語られますが、『想望』は彰たち送り出される側の目線で歌われていて、聴くほどに旅立つ彼らの思いが胸に迫り苦しいほどでした。最後には、何の屈託もなく空を綺麗だと思えることの尊さ、何の疑いもなく明日を信じられる幸せを感じるとともに、それは決して手離してはいけない、大切に守らなければあっけなく壊れてしまうものなのだというメッセージが胸に響きました」とコメント。さらに、成田洋一監督は「この映画の本質を見抜いていただきました」、西麻美プロデューサーは「百合と彰のことだけでなく、当時を生きた全ての人の想いがこもっているような気がしました。それ程素晴らしい楽曲を主題歌に迎えられたこと、ただただ光栄です」と喜びの声を寄せている。



併せて公開となった予告編は、現代に生きる女子高生・百合(福原)が1945年の日本にタイムスリップするところから始まる。暑さに倒れそうだった百合を助けてくれたのは、彰(水上)だった。それから事あるごとに彰に助けられ、その優しさにどんどん惹かれ、初めての恋をする百合。連れてこられた美しい百合の丘をバックに、福山の主題歌「想望」が入る。



「あたらしい夏 百合薫る丘 去年は君を まだ知らなかった」という恋の始まりを予感させる歌詞が、戦時下の緊迫した空気を少し和らげる。だが、彼は特攻隊員で、間もなく出撃する身だということを知らされる。

「戦争に意味があるのか」「どんな意味があるのか言ってみてよ!」と警官に食ってかかる百合をきっかけに、幸せな瞬間は一転する。



日常に迫りくるB29の襲来と燃える街並みが映し出され、「泣かないで 君よ幸せであれ」というサビが入り、この恋はただの幸せなものではなく、切なく悲しい未来を予感させるものだということを暗示させる。勤労奉仕の女子学生・千代(出口夏希)からほのかな恋心を寄せられる石丸(伊藤健太郎)、愛する婚約者を地元に置いてきた板倉(嶋﨑斗亜)、去年の冬に生まれた娘と会わないまま出征する寺岡(上川周作)、陸軍家系に生まれたことで家の名誉のために特攻に行くしかないと信じている加藤(小野塚勇人)、そんな彼らを見守る鶴屋食堂の女将・ツル(松坂慶子)。そして出撃の時を迎える彰と、百合へと書かれた手紙。「愛する誰かとともに生きたい」という、今では当たり前の願いを胸に持ってる生きる登場人物の表情と、彼らに寄り添った主題歌が、胸を打ち、涙を誘うような予告編となっている。



■福山雅治 コメント全文
福原さん水上さんたち二十代の俳優をはじめとする出演者全員が表現する1945年の夏。


あの日々に想いを馳せた誠実なお芝居に胸を打たれました。
本作は、運命がもたらす喜びと苦しみを教えてくれています。
時代という抗えない濁流の中に飲み込まれる一滴の水のように出会った百合と彰の運命。
人々の日常を破壊する戦争という行為が、何度も繰り返されてきた時代の果てである現在。
その2023年に産み落とされた今作に寄せて「いま、日々を生きていることの幸せ」を歌で描きたいと思いました。
毎日帰るべき場所へ帰れることの幸せを。

世代や時代を超えて、この映画が多くの人に触れてもらえることを願います。



■福原遥 コメント全文
「想望」を初めて聞かせていただいた時、感動して胸がぎゅっとなりました。
百合や彰、特攻隊の皆の気持ちが繊細に描かれていて、この作品を通して伝えたいことが全て詰まっているような気がします。この曲を聞きながら撮影をしたかったです。
本当に素敵な曲をありがとうございました。



■水上恒司 コメント全文
まさか福山さんが曲を書いてくださるとは思ってもいませんでした。
初めて聞かせていただいた時、撮影当時のことを一気に思い出しました。僕が演じた彰という役は20歳の特攻隊員です。大人びているとはいえ、特攻に行くことに怖さもあったのではないかと思います。百合と出会い、惹かれ、少しずつ気持ちが変わっていく彰の心情……その全てがこの曲に描かれているような気がしました。「想望」をきっかけに、多くの方にこの映画をご覧いただき、作品に込めた思いが伝わることを願っています。



■汐見夏衛(原作) コメント全文
物語は百合たち送り出す側の目線で語られますが、「想望」は彰たち送り出される側の目線で歌われていて、聴くほどに旅立つ彼らの思いが胸に迫り苦しいほどでした。最後には、何の屈託もなく空を綺麗だと思えることの尊さ、何の疑いもなく明日を信じられる幸せを感じると共に、それは決して手離してはいけない、大切に守らなければあっけなく壊れてしまうものなのだというメッセージが胸に響きました。今だからこそ全ての人に聴いてほしい楽曲です。



■成田洋一監督 コメント全文
初めて楽曲を聞いた時に感極まったのと同時に驚きもありました。この映画の本質を見抜いていただいてたからです。
戦争の悲惨さはなにか。それは、夢や希望を打ち砕くだけでなく、それ以上に「なんでもない日常」を奪い去ることなのです。



■西麻美プロデューサー コメント全文
この映画は戦争というどうしようもない出来事によって引き裂かれてしまう、男女ふたりの切ないラブストーリーです。戦争、平和ということに想いのある方にぜひ主題歌をと思ったとき、福山さんしか浮かびませんでした。ご快諾頂き初めて「想望」を聴いたとき、百合と彰のことだけでなく、当時を生きた全ての人の想いがこもっているような気がしました。それ程素晴らしい楽曲を主題歌に迎えられたこと、ただただ光栄です。皆様、映画だけでなく、主題歌も是非楽しみになさってください。



映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』予告編



<作品情報>
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』



12月8日(金) 公開



福山雅治、福原遥×水上恒司ダブル主演映画『あの花』主題歌を書き下ろし「“いま、日々を生きていることの幸せ”を歌で描きたい」

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』メインビジュアル

(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会



関連リンク

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