
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
同門で初対決だ。佐藤幸治(39)=長崎・92期・A1=は、2012年に秋田から長崎に移籍。
大会直前も「東京での支部長会に出席しました。公務で練習不足なのが気になります」と不安を残しての地元戦。だが近況は3連続Vと底力の違いで勝ち続けており、今節も連勝で決勝に進んだ。
昨年7月の誘導妨害での失格などで今期はA級。だが、それがなければ昨秋の寬仁親王牌に出ていた力量を誇る。今回完全Vを成し遂げて、「S級特昇の足掛かりにしたい」と意気込む。
師匠は秋田の高橋里志(49期)。決勝で対決する引地正人は兄弟子だ。佐藤は「昔は練習も一緒にやった。実家が一番近いんですよ」。ただし、「連係もないし、対戦もないと思う」。
自力の引地に対して佐藤は番手回り。佐藤が人気になるのは間違いないが、「引地さんは87期のナンバー2。あの平原康多さんより強かったんですよ」。佐藤は兄弟子のパワーを決して侮ってはいない。
▼11R(引地正人) 弟弟子に負けじと奮闘。1-2=全。
▼8R(小林則之) 今節はシューズを換えていきなり白星。ここも一撃十分。6-123-123、3-6-1234。
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初めて同じレースを走る同門の引地正人(右)と佐藤幸治