【特別企画】中国株企業トップインタビュー:投資会社が持ち株引き上げ

 特歩国際控股有限公司(エクステップインターナショナル、01368)は2001年の設立から今年6月に上場を果たしたスポーツ用品メーカー。スポーツシューズやアパレル製品などの設計から開発、生産、販売までを手掛けている。
「特歩(Xtep)」やハイエンド層向けの「Koling」など、自社ブランド製品のほか、06年には米ウォルト・ディズニーから「ディズニー・スポーツ」の独占販売権を取得し、全国展開を行なっている。

 同社製品の特徴はファッション性が高いこと。スポーツ用品のみならず、バスケットボールやスケートボードなどのストリート系スポーツファッションブランドとしても、若者を中心に人気が高い。ブランドイメージとしては「NIKE」のようなイメージが強く、李寧(02331)や安踏体育(02020)のような純粋なスポーツ用品メーカーとは一線を画している。

 業績は高い成長率をマーク。中国経済の成長にともなう消費拡大の恩恵を受け、07年の通期決算では182.3%の増収(13億6495万元)、343.1%の増益(2億2188万元)と3ケタ台の増収増益を達成。今年に入ってからも先の中間決算では、174%の増収、214%の増益(2億5500万元)と前年通期を上回る数字を叩き出し、業界トップの成長率を見せた。EPSは同190%増の0.16元。中間配当は1株当たり0.05香港ドルを提案している。

 最近の業績の伸びを支えているのが、同社が近年、力を入れている新店舗の出店である。今年6月末における小売店舗は5115店で、昨年末の4647店から10.1%の増加。1日当たり2店舗以上のハイペースで増加している計算だ。


 今年の出店計画は1100店で、これに基づいた下半期の出店数は600店を上回る見通し。また、来年も店舗と生産ラインの拡大に4億2800万元を投じる予定で、業容をますます拡大していく構え。

 そのほか、長期的には大型のスポーツブランド買収も計画している。今年6月に香港上場で獲得した資金のうち約3割にあたる5億元を国内外のブランド買収に充て、アウトドア、登山、キッズブランドなど、既存製品以外の分野の業務を取り込む予定。現時点で買収ターゲットは明らかにされていないが、成功すれば収益への上乗せが見込まれるほか、ブランド力のさらなるアップも期待される。

 同社が秘めた成長力への期待感から、最近では機関投資家の動きも活発だ。とくに最近は株価が低迷していることもあり、米大手投資会社のカーライル・グループ傘下であるカーライル・アジア・グロス・パートナーズ(CAGP)が今年7月21日に同社の株式を667億5000万元で購入。持ち株比率を7.21%から9.2%に引き上げている。

 「投資会社が持ち株を引き上げたということは、それだけ同社の発展と株価の伸びを確信している証左です」(地元証券アナリスト)とのコメントもある。(文責:株式会社サーチナ・メディア事業部 協力:東洋証券株式会社)

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(了)
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