中国上海の人型ロボット開発企業、智元機器人(アギボット)でこのほど、汎用エンボディドAI(人工知能)ロボットの累計生産台数が1万5000台に達し、同社は再び世界における量産記録を更新した。上海のテレビ局・東方衛視が伝えた。
報道によると、この節目は智元の量産能力が新たな高みに達したことに加え、中国の人型ロボット産業が実際のシーンでの大規模応用に向けて歩みを加速していることを示している。
今回ラインオフした機種は「精霊G2」で、当日のうちに協力パートナーの龍旗科技の工場へ納入された。
この工場では過去6日間で同型ロボット8台が導入されている。最初の5日間で約1万5000個の製品を生産し、作業成功率は99.99%に達した。今年4月に第1陣となる4台が導入された時と比べ、対応可能な工程の範囲、作業成功率、量産安定性のいずれも向上したという。
智元の上級副総裁でエンボディド事業部総裁を務める姚卯青(ヤオ・マオチン)氏は、「最近、より規模の大きい同様のタイプの顧客3社から納入の要請があった」と語った。一方、龍旗科技のロボット事業部の李龍(リー・ロン)総経理は「生産ラインの柔軟性向上で、1台のロボットで多くの作業シーンに対応できるようになる」と指摘。「ロボットの運用ノウハウを十分に確立できれば、世界の自社工場への展開も期待できる」とした。
データからは、智元が量産ペースを大きく加速させていることが分かる。累計生産台数が1000台から5000台に到達するのに11カ月を要したが、5000台から1万台までは3カ月半に縮まった。さらに1万台から1万5000台までは3カ月かかっていない。
姚氏は「生産スピードは今後も上昇を続け、コストも継続的に下がっていく」との見通しを示すとともに、多くのエンドユーザーや開発パートナーと連携して「作ることのできるロボット」から「活用できるロボット」へと推進していくと表明した。
こうした取り組みは国家の戦略とも歩調を合わせるものだ。工業・情報化部と国務院国有資産監督管理委員会はこのほど共同で通知を発表し、2026年末までに人型ロボットなどの重点製品について、代表的なシーンで先行的に応用検証・常態的運用を実現する方針を明確にした。(編集/野谷)
— 中国動画 (@RC00547555) July 1, 2026











