中国山西省考古研究院は7月6日、山西省運城市絳県にある西呉壁遺跡に関する2024年の夏商遺跡発掘資料を発表しました。調査の結果、商代(紀元前1600年頃~紀元前1046年頃)中期の墓地が確認され、副葬品から当時の集落が多様な人々で構成されていたことが明らかになりました。

今回の発掘調査は、中国国家博物館、山西省考古研究院、運城市文化財保護センターによる合同チームによって実施されました。その結果、先史時代(中国では通常、約170万年前~紀元前21世紀)や夏(紀元前約2070年~紀元前約1600年)、商、周(紀元前1046年~ 紀元前256年)各時代の遺跡が確認されました。夏の時代の遺跡としては陶窯1基と灰坑51基が発見され、陶器や石器、骨器などが出土しています。

また、商代の墓29基も見つかり、鬲(れき:古代中国の三足・中空の煮炊き器)、盆、石戈(せっか:石製の長柄武器)などが出土しました。

山西省で新たな発掘成果、商代中期墓地の副葬品が集落の多様性が明らかに―中国

西呉壁遺跡で確認された夏の時代の遺跡は、いずれも住居跡などの生活関連施設です。日用の陶器や一般的な生活・生産道具が出土していることから、この地域が集落の生活区の一つであったと考えられます。また、農業生産道具の出土は、当時の居住者が農業に従事していたことを示唆しています。

一方、商代中期の墓地では、明確な機能区画が確認されました。中でも、整然と並ぶ小型の竪穴土坑墓29基からは、計画的な区画割りがうかがえます。一部の墓から出土した副葬品には、商の時代の文化に加え、山西省中部の杏花文化の要素も含まれていました。商代の文化と杏花文化が混在した要素を持つ陶器は、以前にも遺跡で確認されていますが、今回は墓の中で発見されたことで、商代中期における集落の人々の構成がより多様化していたことを十分に物語っています。(提供/CGTN Japanese)

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