2026年8月18日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、中国の7月の新エネルギー車(NEV)の輸出が前年同期比90%増となったことを報じた。

記事は、中国税関総署が発表したデータとして、中国における今年7月の「新三様(NEV、リチウム電池、太陽光電池)」の輸出額が前年同期比51%増の232億5000万ドル(約3兆7000億円)に達したと紹介した。

そして、中でもNEVの輸出台数が前年同期比86.5%増の61万台、輸出額が同90%増の115億4000万ドル(約1兆8400億円)に急増したほか、自動車全体の輸出台数も109万2000台と過去最高を更新し、2カ月連続で100万台を突破したことを伝えた。

また、リチウム電池の輸出額についても同30%増の93億5000万ドル(約1兆4900億円)と堅調を維持した一方で、太陽光電池の輸出額は同4%減の21億3000万ドル(約3400億円)、輸出数も同40%減の6億5900万個となったと報じている。

さらに、地域別では対米輸出額が前年同期比17.1%増となり、6月の15%増から伸びが拡大したことを挙げ、7月下旬に関税率が10%から12.5%へ引き上げられる前の駆け込み輸出が発生したためだと分析。対EU輸出の伸び率は6月の18.6%増から16.2%増へ、対インド輸出の伸び率も40.8%増から14.1%増へとそれぞれ減速したことも紹介した。

一方で、アジア近隣国向けでは対韓国輸出が47%増、対日輸出が14.5%増とそれぞれ6月の伸び率を上回ったことにも触れ、人工知能(AI)のスーパーサイクルや地域サプライチェーンにおける半導体貿易の活発化が影響したとの見方を示している。

記事は、衣類や家電などの「老三様」に代わり「新三様」が中国の新たな輸出の駆動源となっているものの、国内の生産能力過剰や低価格競争が課題となっており、海外諸国からは過剰生産分を低価格で押し出しているとの警戒が高まっていると評した。(編集・翻訳/川尻)

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