9日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比65.71ポイント(1.65%)高の4036.59ポイントと4日ぶりに反発した。
 自律反発狙いの買いが優勢となる流れ。
上海総合指数は前日まで3日続落し、足もとでは6月8日以来、1カ月ぶりの安値を付けていた。中国ハイテク産業の先行きが楽観される中、関連銘柄を物色する動きも強まっている。中東地域の地政学リスクや、中国の内需不振が重しとなり、指数は安く推移していたが、後場途中から買いの勢いが増した。米中央軍は8日(日本時間9日早朝)、「最高司令官の指示により、イランに対する追加攻撃を開始した」とSNSに投稿。原油相場も大幅に続伸している。寄り付き直後に公表された6月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス1.0%にとどまり、上昇率は市場予想(1.1%)と前月実績(1.2%)を下回っている。市場では消費需要の回復が弱いと分析された。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)と半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が8.2%高、計算資源レンタル事業主力の江蘇利通電子(603629/SH)が6.9%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が6.0%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設計の瀾起科技(688008/SH)が15.6%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は8.4%高と他の主要指数をアウトパフォームした。6月30日に付けた史上最高値に接近している。

 医薬株もしっかり。薬明康徳(603259/SH)が4.9%、昭衍新薬(603127/SH)が3.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.0%、馬応竜薬業(600993/SH)が2.3%ずつ上昇した。資源・素材株、軍需産業株、証券株、不動産株なども買われている。
 半面、消費関連株はさえない。機能性飲料の東鵬飲料(605499/SH)が5.0%、冷凍食品の安井食品集団(603345/SH)が2.8%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)と食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)がそろって2.3%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)と家電の海爾智家(600690/SH)がそろって1.4%ずつ下落した。自動車株、運輸株、銀行・保険株、公益株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.84ポイント(0.31%)高の275.00ポイント、深センB株指数が2.99ポイント(0.27%)高の1105.49ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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