14日の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比127.01ポイント(0.52%)高の24340.73ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が37.11ポイント(0.46%)高の8103.08ポイントと3日続伸。ハンセン指数は6月16日以来、約4週ぶりの高値水準を回復した。
売買代金は3129億1550万香港ドル(約6兆4804億円)となっている(13日は3095億1460万香港ドル)。
 投資家心理が改善する流れ。中国景気の過度な減速懸念が薄らいでいる。取引時間中に発表された6月の貿易統計では、米ドル建て輸出が27.0%増と減速予想(19.0%増)に反し、前月(19.4%増)から加速。米ドル建て輸入も36.0%増と、増加率が前月実績(27.4%)から拡大し、市場予想(26.1%)を上回っている。また、主要企業の一部が好調な業績見通しや営業実績を発表したこともプラスだ。中東情勢の緊迫化や、中国経済動向を見極めたいとするスタンスなどで、指数は安く推移していたものの、後場途中から買いが優勢となっている。中国であす15日、6月の月次経済統計や4~6月期のGDP成長率が公表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が9.6%高、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が8.3%高、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が7.3%高と上げが目立った。中国アルミに関しては、中間業績の58~73%増益見通しを発表したことも支援材料。また、14日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)で、アルミや銅など主要な非鉄金属の先物が高く推移していることも好材料だ。他の非鉄株も買われている。
そのほか、コンテナ海運大手の東方海外(316/HK)が5.7%高。同社は13日引け後、4~6月期の営業実績を報告し、売上高が前年同期比で19.8%増加したことを明らかにした。中国貿易が拡大したこともあり、業績期待が高まっている。
 石油セクターも高い。中石化石油工程技術服務(1033/HK)が6.7%、百勤油田服務(2178/HK)が6.1%、中国石油天然気(857/HK)が3.5%、中国海洋石油(883/HK)が2.4%ずつ上昇した。原油高が追い風。13日のNY商品取引所では、WTI原油先物が9.4%高の78.14米ドル/バレルと3日ぶりに急反発している。
 プリント基板(PCB)関連の銘柄も急伸。広州広合科技(1989/HK)が11.3%高、広東鼎泰高科技術(1377/HK)が11.2%高、建滔集団(148/HK)が8.8%高、深セン市大族数控科技(3200/HK)が4.8%高と値を上げた。
 半面、人工知能(AI)技術関連銘柄の一角は安い。北京第四範式智能技術(6682/HK)が3.9%、北京智譜華章科技(2513/HK)が2.7%、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が1.7%ずつ下落した。
 本土マーケットは3日ぶり反発。
主要指標の上海総合指数は、前日比1.36%高の3967.13ポイントで取引を終了した。非鉄や産金、石油など資源関連が高い。ハイテク、医薬、不動産、消費、運輸、公益、自動車、保険・証券なども買われた。半面、銀行の一角はさえない。宇宙・軍需産業の一角も売られている。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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