投資家心理がやや上向く流れ。米イランの和平交渉再開が期待される中、高騰していた原油相場も値下がりしている。24日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.1%安との89.31米ドル/バレルと反落し、日本時間27日早朝の取引では、一時83米ドル台まで低下した。中国の政策に対する期待感も根強い。月例の中国共産党中央政治局会議は週内に開催される予定だ。7月の同会議は例年、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などを決定する重要度の高い会議となる。中国の景気先行きを不安視し、朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げている。寄り付き直後に公表された6月の工業企業利益総額は前月同月比で15.1%増にとどまり、伸び率は5月の21.1%から縮小した。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モバイル端末・自動車メーカーの小米集団(1810/HK)が7.3%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(27/HK)が6.3%高、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が5.7%高と上げが目立った。そのほか、旅行サイト中国大手の携程集団(トリップドットコム・グループ:9961/HK)が3.8%高。悪材料の出尽くし感が意識されている。同社は27日、独占禁止法違反で行政処罰を受けたと報告。
セクター別では、空運が高い。中国南方航空(1055/HK)が6.8%、中国国際航空(753/HK)が5.7%、中国東方航空(670/HK)が5.5%ずつ上昇した。燃油コストの低減など、原油安のメリットがクローズアップされている。
自動車セクターもしっかり。小米のほか、賽力斯集団(9927/HK)が3.3%高、奇瑞汽車(9973/HK)が2.3%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.2%高で引けた。
ヘルスケア(医療機器)セクターも物色される。広東真健康医療科技開発(2697/HK)が9.9%高、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が6.2%高、深セン市精鋒医療科技(2675/HK)が4.9%高、微創医療科学(853/HK)が2.4%高で取引を終えた。
半面、石油・石炭セクターはさえない。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.5%、中国海洋石油(883/HK)と中国中煤能源(1898/HK)がそろって1.5%、エン鉱能源集団(1171/HK)が1.4%ずつ下落した。
本土マーケットも反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.15%高の3858.25ポイントで取引を終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











