2026年7月24日、中国のポータルサイト・捜狐に「映画 ちいかわ 人魚島のひみつ」の興行収入が好調だと紹介する記事が掲載された。

日本公開日である今月24日発表された興行データによると、「映画 ちいかわ 人魚島のひみつ」は初日から驚異的なスタートを切り、興行収入9億9000万円を記録したという。

記事は、「近年公開された人気アニメ映画の初日データと比較しても、この数字は劇場版『鬼滅の刃』を上回る水準になっている。実際、映画公開前から『ちいかわ』の商業的価値はすでに明らかだった」と述べた。

そして、「この作品を『子ども向けアニメ』と呼ぶべきか『大人向けの癒やし作品』と呼ぶべきかは判断が難しい。一見すると、登場キャラクターたちは愛らしく、かわいらしい日常を描いた作品のようだが、その裏側には不安や生きづらさ、仕事のストレス、さらにはダークな世界観までもが織り交ぜられている。これこそが『ちいかわ』が大人の間で爆発的な人気を獲得した一因であり、商業的価値を支えている中核には大人のファン層も多い」と説明した。

また、「劇場では非常に興味深い光景が広がった。子ども連れの親子、若い女性、熱心なファンに加え、もう一つ目立った存在があった。それが転売ヤーである。現在明らかになっている情報によれば、第1弾入場者特典は全8種類のチャームミニフィギュアのランダム配布である。ファンは全種類をそろえるために何度も鑑賞する必要があるが、転売ヤーにとっては絶好の商機だ。人気作品であれば、一部のレア特典は中古市場で高値が付く可能性があるからである」と指摘した。

さらに、「ネット上では、すでに無料配布の特典がフリマサイトなどで数千円で取引されていると話題になっている。

『映画 ちいかわ 人魚島のひみつ』の初日成績は非常に好調だったが、それだけで『鬼滅の刃』のような興行収入の推移をたどるとは限らない。『鬼滅の刃』は国民的人気作品であり、子どもから若者、中高年まで幅広い層を取り込み、普段アニメ映画を見ない人々まで劇場へ足を運ばせる力を持っている。『名探偵コナン』も同様で、毎年の劇場版公開は日本社会における恒例行事のようになっている」とした。

一方で、「『ちいかわ』のコアファン層はより限定的で、特に若い女性の割合が高い。そのため、公開初週以降もリピーターがどれだけ劇場へ足を運ぶかが今後の鍵となる。もし初日の観客の多くが特典目当てだった場合、第1弾特典の配布終了後には興行収入が大きく落ち込む可能性もある。逆に、新たな特典やグッズを継続的に投入し、さらに夏休み期間中の親子客を取り込めれば、作品のロングラン上映につながる可能性も期待できる」と言及した。

そして、「実際『鬼滅の刃』は複数回にわたって入場者特典を展開し、最終的に興行収入400億円を達成した。もっとも、両作品はターゲット層も作品の性質も異なる。『鬼滅の刃』は壮大な物語、人気キャラクター、そして長年積み重ねてきた支持によって成功を収めた一方、『ちいかわ』の強みは、キャラクターそのものの親しみやすさと、圧倒的なグッズ購買力にある。そのため『ちいかわ』が『鬼滅の刃』に挑戦しているというよりは、まったく異なる成功モデルを築こうとしていると言った方が適切だろう」と論じた。

その上で、「今後最も注目すべきなのは、公開後1~2週間の動向である。

もし『映画 ちいかわ 人魚島のひみつ』が安定した客足を維持し、夏休み中の親子客も取り込めれば、興行収入100億円突破も決して不可能ではないだろう。一方で、公開初日の勢いがコアファンや特典コレクターに大きく依存していた場合、その後に大きく失速し、初日の勢いとは対照的な最終成績になる可能性もある」と分析した。(翻訳・編集/岩田)

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