ロシアのラブロフ外相はこのほど、「北朝鮮が直面する圧力が日増しに増大していることを鑑(かんが)み、ロシアは朝鮮半島の非核化の呼びかけをもはや支持しない」と表明した。同件を報じた香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)は「重大な転換」と評した。

ラブロフ外相は7月23日にフィリピンのマニラで行われたロシア・ASEAN外相会議後の記者会見で、日本国内の核兵器に関する議論は「深刻なシグナル」であり、朝鮮半島の緊張情勢を激化させる可能性があると述べた。ラブロフ外相はさらに、北朝鮮の崔善姫外相(チェ・ソンヒ)が先週にロシアを訪問した際に、ロシアは北朝鮮の国防力強化の路線を完全に支持すると明確に表明し、かつ、ロシアが半島の非核化を呼びかける共同声明にもはや参加しないと宣言したことを明らかにした。

ラブロフ外相はさらに、米国と韓国が核の要素を伴う軍事演習を頻繁に実施し、日本も参加を検討していることで、北朝鮮は主権を維持するための必要な措置をとることを迫られていると説明した。ラブロフ外相は、日本の高市早苗首相が「非核三原則」の見直しを呼びかけるやり方は、周辺の安全保障環境の悪化と直接に関係していると強調した。(翻訳・編集/如月隼人)

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