中国メディアの封面新聞は22日、新エネルギー車(NEV)で国境を越えたところ自動車が遠隔ロックされる出来事があったと報じた。
記事によると、最近、あるネットユーザーがSNSに動画を投稿し、海外を自動車で旅行中、自身の新エネ車の車載システムを遠隔ロックされたと明かした。
河南省在住の劉(リウ)さんは、夏休みに子どもを連れて自動車で中央アジアを横断し、欧州各国を巡る旅行計画を立てていた。しかし、新疆ウイグル自治区からカザフスタンに入国した翌日の7月16日、車載システムがメーカーによって遠隔ロックされた。ディスプレイには「解除申請」の画面だけが表示された。
車は走行自体はできる状態だったが、ナビ、音楽再生、収納ボックスの開錠など、その他のスマート機能は一切使えなくなった。さらに、給油するための給油口のカバーも開けられなくなった。
車は半年前に購入した新型SUVで購入価格は50万元(約1200万円)あまり。「外観とスマート機能が充実していることに魅力を感じて購入した」といい、システムがロックされたことで「車は実質的に半分使えない状態になった」と語った。
メーカー側は「中国国内で購入された車は国内利用を前提としており、海外では許可がなければ車載システムの機能を利用できない。ロック措置は車両の転売や盗難を防ぐため」と説明した。
劉さんは、必要書類を提出すればすぐに問題は解決すると考えていたが、実際には1日ほどかかった。現金や個人資料が入った収納ボックスや給油口も開けられなかったが、ネットで緊急の対応方法を検索してなんとか開けることができたという。
劉さんは、自動車メーカーが海外利用に関するルールを設けること自体は理解できるとした一方で、「盗難や違法転売を防ぐ目的だとしても、車両が海外に出たことをシステムが検知した時点で、まず微信(WeChat)や電話で私に確認すればよかったはず。
なお、現在、劉さん親子はすでにロシアに入国しているという。(翻訳・編集/北田)











