7月20日、中国メディア・第一財経は、閉幕したサッカーFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会をめぐり、アディダスの大会関連売上が17億ドル(約2500億円)超に達する見通しだと伝えた。
記事は、アディダスのビョルン・グルデン最高経営責任者(CEO)の発言として、今大会でのユニフォーム販売量が前回のカタール大会の4倍、サッカーボールが2倍に達したと紹介。
一方、アディダスは今大会で存在感を強めたものの、米国市場ではなおナイキには大きな差をつけられていると指摘。グルデン氏が「米国では競合がわれわれよりずっと強い。だから今の戦略は、より『米国的』になることだ」と述べたことを紹介している。
記事はまた、スペインの優勝を受けて同代表のユニフォームが世界的な争奪対象になっているとし、優勝報道後にはアディダスの公式チャネルで複数のスペイン代表ユニフォームが完売したほか、中古売買プラットフォーム「Wallapop」では、GKウナイ・シモン選手のユニフォームの検索量が平常時の7倍に達したと伝えた。
さらに、中国のスニーカーなどのC2Cプラットフォーム「得物App」でも取引価格が急伸しており、特にアディダスがスペインの2度目の優勝を記念して発売した「2つ星ユニフォーム」は、人気サイズが即完売し、20日時点での最高取引平均価格が2099元(約4万5000円)に達したと報じた。
このほか、スペインへの旅行需要も急伸し、優勝決定直後の北京時間20日午前9時時点で、深セン発バルセロナ行きの航空券検索量が前の1時間比で33倍、昆明発バルセロナ行きの検索量は前週比10倍に達したと紹介している。
記事は、今大会において決勝でハーフタイムショーが初めて導入されたほか、ポップマートの人気キャラクター、LABUBU(ラブブ)とのコラボ商品が売り上げを大きく伸ばしたことなどに言及。今大会は各ブランドにとって4年に一度の商機というだけでなく、「スタジアムからストリートへ」の転換を検証する場になったという業界内の見方を紹介し、世界においてより多元化する消費構造が形成されつつあると評した。(翻訳・編集/川尻)











