2026年7月15日、韓国・ソウル新聞は「韓国と日本の沿岸でクロマグロの漁獲量が急増しているが、漁獲上限の引き上げが実現せず、深刻な状況になっている」と報じた。
記事は日本メディアの報道を引用し、先ごろ長崎市で開かれたクロマグロの資源管理を担う「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の年次会合で、日本が「クロマグロなど大型魚の漁獲上限を引き上げるべきだ」と提案したが、最終的な合意は見送られたと伝えた。
クロマグロは日本で「魚の王様」と呼ばれ、高級食材として人気が高いが、1990年代半ばから2010年代初頭にかけて資源量が過去最低水準まで減少し、WCPFCが国別の漁獲上限を設定して資源の減少防止に取り組んできた。しかし最近、日本沿岸ではクロマグロの資源量が増加しすぎて、漁業関係者から「クロマグロが網に入りすぎて海に戻している。獲りたくても獲れない状況だ」という嘆きの声や通常の操業に支障が出ているとの不満の声が上がっているという。
こうした状況を受け、日本は今回、太平洋クロマグロの漁獲上限を拡大しようとしたが、最終段階でメキシコが反対に転じたため、合意に失敗した。メキシコは太平洋東部における自国などへの漁獲割当量も同時に増やすべきだと要求したが、韓国と日本がこれを拒否したと伝えられている。
韓国でも江原道東海岸を中心にクロマグロの大量混獲が問題となっている。しかし、クロマグロの漁獲枠はすでに消化済みのため、海へ放流したり、死んだ状態で廃棄したりするケースが相次いでいるという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「死んで廃棄してるような状況なら、上限を引き上げるべきだ」「気候変動で生息地の環境が変わった。獲ろうと思って獲ってるんじゃなく、獲れちゃうだけなのに」「現実に見合った規制が必要だ」「捨てないでとりあえず冷凍保存しておきなよ」「そんな組織は脱退してしまえ」「引き上げるならどの国も平等に引き上げるべき。この国はいいけど、その国は駄目なんて言ったら面白くなくて当然だ」「メキシコが腹を立てて反対するのも当然だよね」「こういう国際法に中国は従っているのか?結局、損をするのは法を守っている消費者だけ」といった意見が寄せられた。(翻訳・編集/麻江)











