香港メディアの香港01は15日、中国本土出身の女性が「香港に来て理解できないこと」を明かし、議論を呼んだと伝えた。

記事によると、女性は中国のSNS・小紅書(RED)で「香港で暮らし始めて1カ月になるが、香港は『旅行するよりも住む方がずっと向いている場所』だとますます感じるようになった」と現状への満足をつづった。

一方で、香港での生活で「どうしても理解できないこと」が一つあると明かし、それが「トイレに鍵がかかっていること」だった。女性は「どうしてどこのトイレにも鍵がかかっているの?会社のトイレまでそうで、一つの部署に数本しか鍵がなく、みんな鍵を持ってトイレに行っている」とした。

この投稿に、中国本土や香港のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。あるユーザーは「できるだけ低いコストで清潔さを保つため。鍵をかけて特定のテナントだけが利用できるようにすれば利用者が限られ、清掃スタッフも決まった時間に掃除すれば済む。オープンにすると清掃コストが上がり、その費用はテナントに転嫁されることになる」と説明した。

また、「オフィスビルによっては複数の会社が同じトイレを共用している。1フロアを複数の会社に貸しているケースがある」「鍵がかかっているトイレは公衆トイレではなく、そのフロアのテナント専用ということ。誰でも使えるようにしたら、清掃費用を誰が負担するのかという問題になる」「今の会社のトイレには鍵はないが、以前の会社は鍵がかかっていて、とても清潔だった」といった意見も寄せられた。

このほか、「ショッピングモールの公衆トイレを除けば、オフィスや飲食店の専用トイレでは、清潔さだけでなく安全面も理由になる。もしトイレ内で利用者が転倒したら、管理責任者が賠償責任を負う可能性がある」との指摘や、「不審者や変質者がトイレ内に隠れるのを防ぐため」との見方も。こうした事情を知った中国本土のネットユーザーからは、「とても良い。

ぜひ全国に広めてほしい」と称賛する声も出ていたという。

記事によると、香港ではトイレの所有者や管理者は香港法第314章「占有者法律責任条例」の適用を受け、合理的な安全対策を講じる義務を負う。床が濡れて滑りやすくなっていたり、設備が故障していたりして利用者が事故に遭った場合、賠償責任を問われる可能性があるという。(翻訳・編集/北田)

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