週明け20日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比510.53ポイント(2.08%)高の25072.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が223.97ポイント(2.75%)高の8360.70ポイントと反発した。売買代金は1656億8550万香港ドルに縮小している(17日前場は1757億5100万香港ドル)。

 投資家のリスク選好が強まる流れ。中国の市場安定化に向けた動きが好感された。「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が、国有企業株を中心に株式の買い支えに動いている。中国国新は19日夜、傘下企業が株式買い戻し・買い増し向けの特別再貸出や関連資金を500億人民元(約1兆2000億円)余り活用したと発表した。中国誠通控股集団有限公司も100億人民元近くを投じ、株式を買い増したことを明らかにしている。国家隊はこれまでも相場の低迷期に出動した経緯があり、相場の下値不安が和らいだ格好だ。本土株の反発を横ににらみながら、香港の指数は上げ幅を広げている。
 一方、中国で朝方公表された実質的な政策金利となる7月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り14カ月連続で据え置かれた。ただ、金融緩和の余地はあるとして、一部のアナリストは経済状況によっては利下げに踏み切る可能性があると指摘している。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、海上石油・天然ガス大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.6%高、中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)が5.2%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.4%高と上げが目立った。
 セクター別では、石油が高い。海洋石油のほか、中石化石油工程技術服務(1033/HK)が4.9%、中海油田服務(2883/HK)が4.6%、中国石油天然気(857/HK)が3.9%ずつ上昇した。
原油相場の高止まりが支援材料。中東不安を背景に、WTI原油先物は6月中旬以来、約1カ月ぶりの高値水準で推移している。
 医薬セクターも急伸。江西生物製品研究所(6915/HK)が14.9%高、邁威(上海)生物科技(2493/HK)が6.1%高、英セキ智能(3696/HK)が5.3%高、勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が4.4%高と値を上げた。
 中国の銀行・保険セクターもしっかり。交通銀行(3328/HK)が3.7%高、中国農業銀行(1288/HK)が3.0%高、中国銀行(3988/HK)が2.6%高、新華人寿保険(1336/HK)が5.5%高、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.4%高で引けた。
 半面、ロボット関連の銘柄は安い。広東華沿機器人(1021/HK)が7.3%、深セン市優必選科技(9880/HK)が4.6%、南京埃斯頓自動化(2715/HK)が4.0%、浙江翼菲智能科技(6871/HK)が2.6%ずつ下落した。
 本土マーケットは4日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比1.18%高の3808.39ポイントで前場取引を終了した。エネルギーが高い。消費、公益、医薬、金融、自動車なども買われた。
半面、ハイテクは安い。不動産、素材も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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