アトレティコ・マドリードに所属するFWフリアン・アルバレスは、バルセロナへの移籍を認めてもらうため、クラブ上層部に“直談判”するようだ。8日、スペイン紙『アス』が報じている。


 本人の「全員にとって移籍が最善」との発言に端を発した“フリアン狂騒曲”は、新たな局面を迎えるようだ。かねてよりバルセロナとフリアンは、交渉に持ち込むべくメディアを通して揺さぶりをかけていたのに対して、アトレティコ・マドリードは“非売品”として契約解除金(5億ユーロ/約912億円)満額の支払い以外では放出しない、という姿勢を断固として表明している。

 かくして膠着が続くなかで、バルセロナは「表立っての行動を控えて対話を優先する」という戦略に舵を切るようだ。スペイン紙『アス』によると、デコSD(スポーツディレクター)と、代理人であるフェルナンド・イダルゴ氏は話し合いの末、これまでのようなメディアでの好戦的な発言を慎み、予定通りチームに合流したフリアンが、ディエゴ・シメオネ監督やクラブ上層部に対して、「バルセロナに移籍したい」と“直談判”する方針を取ることで固まった、と伝えている。

 同紙は、「アトレティコが、これまで選手の移籍に断固として反対する姿勢を示してきたことを踏まえると、このアプローチが新たな選択肢となるかどうかは未知数」と前置きした上で、「退団を希望した選手をチームに残すリスクを評価せざるを得なくなるだろう」と一考の余地を与える可能性を指摘。また、ロヒブランコスとフリアンの間で、かつて「魅力的なオファーがあれば放出する」という約束が交わされていたことを挙げ、本人がその点を突いてくるかもしれない、と見方を記している。

 バルセロナは目下、1億2000万ユーロ前後(約219億円)のオファーを用意しているとされ、フリアンは「双方にとって魅力的」と捉えているが、アトレティコ・マドリードの見解は異なっている。果たしてこの先、どのような進展を見せるのだろうか。
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