◆第108回全国高校野球選手権岩手大会 ▽準々決勝 盛岡大付2x―1水沢(20日・きたぎんボールパーク)

 春夏通算16度の甲子園出場を誇る盛岡大付が準々決勝で水沢にサヨナラ勝ちし、5年ぶりとなる聖地への切符まであと2勝とした。

 俳優・柳葉敏郎(65)の長男で盛岡大付の柳葉一路(いちろ)主将(3年)は、サヨナラの場面では三塁ベースコーチとしてグルグル手を回し、「自分が臆病になっちゃいけないと思っていた。

しっかりホームにかえせてよかった。迷うことなく、とにかく思い切り回してました」と自身の役割を全うし、歓喜の輪に加わった。

 この試合、スタンドの応援席には父も駆けつけていた。観戦中には「さあここからいくぞ」などナインに力強い声援を飛ばし、劇勝の瞬間には両手を突き上げ喜びを爆発させた。強豪の主将を託された息子には「一生懸命やれば結果がついてくる。仲間を信じて頑張ってくれたら。僕は一生懸命応援するだけ」とエールを送った。一路主将も「いつも自分を鼓舞してくれる存在。チームが勝って甲子園にいくことで恩返ししたい」と父への恩返しを誓った。

 盛岡大付の応援団は敏郎が所属していたユニット「一世風靡セピア」の代表曲「前略、道の上より」を演奏しナインの背中を押した。同校の及川浩純校長の発案で、チャンステーマとして使われている。応援団の2年生のみで構成された「踊り隊」を中心に、盛り上がりを見せ、敏郎も「あの曲をやるとなかなか点が入らないけど。

ありがたいですね」と冗談交じりに笑顔で話した。

 チームは22日に一関一との準決勝。一路主将は「やるべきことに尽力しながら、次の試合も自分たちの野球でしっかり勝てるよう頑張りたい」と意気込んだ。

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