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「バイプレイヤーズ」最終回。おじさんたちの修学旅行シーンが最高すぎて、なかなか現実に戻ってこられない

2017年4月1日 10時00分 ライター情報:北村ヂン
第11話で、大杉漣が刺されてエンドというとんでもない展開を見た時から、良くも悪くもとんでもない最終回を見せられるだろうな……とは予想していたドラマ『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら』(テレビ東京・金曜24:12〜)。

しかし実際の最終回は、予想していたハードルすらもスポーンと越えて、すんごい領域に突入していきやがった。

こんなドラマ見たことないよ! ……というか、コレはドラマなのか!?
イラスト/北村ヂン

夢オチ+ドッキリというドトウの展開


芸能界のドンから言われるがままに、思いっきりエンタメ路線に方向転換した新『バイプレイヤーズ』を作り、大ヒットを記録したものの、元々の監督だった鬼屋敷に刺されてしまった大杉漣。

それから一気に時間は飛んで10年後。

そこには役者魂をなくし、ただのじーさんと化したバイプレイヤーズ6人の姿が……というのは全部大杉漣の夢だった。

ここまで引っ張って、まさかの夢オチ!

「11話から12話ってさ、CMも含めてずっとアレかな? そのくらい近く寝てた、オレ?」

という、いきなりのメタ発言にも驚かされたが、週をまたいでの夢オチってアリなのか!?

とにかく夢の中での失敗も踏まえてか、ドンからの要求を突っぱねて、自分たちの撮りたかった『バイプレイヤーズ』を完成させる道を選んだ6人。

……となると当然、ドンはお怒りで、怪しげな倉庫に全員呼び出されてしまう。

目の前で岡田将生が血祭りにあげられ、次は6人の番か……と思われたが、それは映画のラストシーンを撮るために鬼屋敷監督が仕組んだドッキリだった。

ドッキリ!

「もし撮るなら画期的なラストでなくちゃいけない。そこで私が思いついたのが6人の本気の姿を収めるという方法でした」

大杉漣の別荘からフィルムが盗み出したところからはじまって、……要は第一話から、ずーっと鬼屋敷監督のドッキリが並行で進行していたということだ。

6人を観察しているだけで楽しいドラマだった!


現実世界でのバイプレイヤーズ6人の上に、薄皮一枚乗っけた感じで、本作におけるフィクションの設定がかぶせられ、ちょこちょこ現実とフィクションがクロスオーバーしながら進行してきたこのドラマ。

しかし最終回では、その現実+フィクションの上に、ドラマ中の妄想設定、ドラマ中のドッキリ設定、という「フィクションの中のフィクション」が乗っかってきた上に、それが時系列グッチャグチャに入り乱れてややこしいことこの上なし!

そんなややこしい設定が、緻密にくみ上げられているかというと、完全に破綻している部分も多数目に付いて、ドラマの脚本としては正直完成度が高いとはいいにくい。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

「「バイプレイヤーズ」最終回。おじさんたちの修学旅行シーンが最高すぎて、なかなか現実に戻ってこられない」のコメント一覧 2

  • 匿名さん 通報

    渡辺謙を見習って もっとぐっちゃぐっちゃにいやらしいのにしてほしかった。 女を分け合って地方ロケに呼びつけるみたいな。

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  • 匿名さん 通報

    守備範囲外だな

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