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「なぜ人はスパイになるのか」映画「密偵」が答えを熱く求める。舞台は1920年代、日本統治下の韓国

2017年11月17日 09時45分 ライター情報:しげる
スパイというのは大変厳しく辛い、しんどい仕事である。それなのに、なぜ人はスパイになるのか……。それを懇切丁寧に教えてくれるのが『密偵』である。

義烈団VS警察、スパイ合戦のサスペンス


舞台は1920年代、日本統治下の韓国。なんせまだ満州事変を起こす前なので日本自体がイケイケで余裕があり、その一方で韓国の統治においてはある程度言論や結社の自由を認めた時期である。朝鮮人による様々な民族運動が盛り上がる中、日本側が設置した警察である朝鮮総督府警察に勤務する朝鮮人も存在した。

主人公イ・ジョンチュルも、朝鮮人でありながら朝鮮総督府警察に勤務する一人である。ある夜、彼は日本警察を引き連れて、独立運動団体「義烈団」のメンバーであるキム・ジャンオクを狩り出す任務を与えられる。旧友であるジャンオクをなんとか生きて逮捕したかったジョンチュルだが、追い詰められたジャンオクはジョンチュルの目の前で自決する。

この任務の後、ジョンチュルには日本人上司であるヒガシ部長から別の任務が与えられる。義烈団実行部隊のリーダーであるキム・ウジンに接触し監視せよというこの任務に、同僚であるハシモトと共に挑むジョンチュル。なんとかウジンに近づき懇意になるジョンチュルだったが、それは義烈団団長であるチョン・チェサンが警察内部に協力者を作るための罠だった。かくして望まないままに二重スパイとなってしまったジョンチュル。過熱する情報戦の中、義烈団は上海から京城(現在のソウル)への列車に乗客としてまぎれ込み、大量の爆弾を運び込む計画を実行する。しかし、その情報は警察へも漏れていた。義烈団内部に潜伏する内通者は誰なのか。そして祖国か身の安定かを秤にかけるジョンチュルの運命は。

「朝鮮人でありながら日本警察の手先」という複雑な役どころのジョンチュルを演じるのは、映画によって怖かったり人が良さそうだったり……と全く印象が異なる俳優、ソン・ガンホ。ジョンチュルはとにかく人間が小さく、日本人の上司であるヒガシに対して頭が上がらない小役人なのだが、そんな役をなんともいえない卑屈な雰囲気で見事に演じている。今回はかなり日本語のセリフが多いのだが、字幕なしでも普通に聞き取れるレベルに達しているのは見事。

強烈なのがジョンチュルと一緒に義烈団を操作する警察官ハシモトである。演じているのがオム・テグなので、帰化して日本人の姓を名乗っているという設定なのかもしれないけど詳細不明。

ライター情報

しげる

ライター。岐阜県出身。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

URL:Twitter:@gerusea

コメント 9

  • ヒトモドキ 通報

    人ではない。モドキだからなんにでもなるんだよ。ウ○コ飲めと言われればトンスル製造へ。

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  • 匿名さん 通報

    チョンが作るものってフィクションじゃなく捏造。

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  • 匿名さん 通報

    Exciteは芸能界や暴力団と同じくチョンだいすきだね。

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  • 匿名さん 通報

    ウソ映画に踊らされて満足する国民は嫌だね… 中国の抗日戦争映画と同じレベルだ… この前も新感染なる舐めた映画が日本で公開してたけど在日か暇を持て余した老人しか入場してなかったよ。

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  • 匿名さん 通報

    そして、犯罪者が作る地方へ・・ まあ、よくもならない起源だね!

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