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「監獄のお姫さま」おばさんたちの獄中育児「地獄で仏っていうか、刑務所でおばさん」号泣から憤怒へ5話

2017年11月21日 11時00分 ライター情報:大山くまお
「私たち大人が覚えていればいいんです。勇介くんは、1歳半になるまで、ちょっと高い塀のおうちで6人のママに育てられました。ね? ひとりひとりが胸に刻めばそれでいい」

宮藤官九郎脚本、小泉今日子主演の火曜ドラマ『監獄のお姫さま』。折り返しにさしかかって加速度的に面白さが増している感がある。笑ったり泣いたりで感情のアップダウンが忙しい! 視聴率は少し上がって8.0%だけど、もっとたくさんの人に観てもらいたいドラマだ。

先週放送された第5話は、“姫”ことしのぶ(夏帆)とイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)の子・勇介を馬場カヨ(小泉今日子)、“財テク”こと千夏(菅野美穂)、“女優”こと洋子(坂井真紀)、“姐御”こと明美(森下愛子)ら、おばさんたちが総出で面倒を見る“獄中育児”の様子が描かれた。“先生”こと刑務官のふたば(満島ひかり)も獄中育児の実現に尽力してくれた。
イラスト/まつもとりえこ

「税金高い高いごっこしよ」今週も炸裂するパンチライン!


第5話もパンチライン満載。ピックアップするだけで記事が1本できそうだ。

「なんだっけ? 有名なスケベ?」(リン)
「母性よ、馬場カヨの溜まっていた母性がドバドバ出ているのよ」(姐御)
「例え話だろうが、アバズレが」(女優)
「労働基準法に触れるわ! 休み取りたいわ! 休み取ってジェラート食べたいわ!」(先生)
「(小声で)せーの、ジンジンジンジンジンギスカン♪」(姐御&女優)
「新潟の一流なんだっけほら、一流サイコパスじゃなくて!」(姐御)「パティシエ! ぜんぜん違う!」(先生)
「肉食なんすよ! いきなりステーキなんすよ!」(女優)「立ち食いなんすよー」(財テク)
「ごめん、初音ミク的なのしか聴こえないんだけど!」(検事の長谷川/塚本高史)
「てんけーん!」(勇介)
「ついカッとなって、ついカッとなって、女も悪い~」(ざんげ体操第二)
「おいで~、勇介。税金高い高いごっこしよ」(財テク)

笑っている間にさりげなく名ゼリフもぶっこまれるから油断ならない。

「赤ちゃんは私たちを色メガネで見ない。差別しないし、蔑まないし、同情もしない」(女優)
「地獄で仏っていうか、刑務所でおばさんっていうか」(姫)
「私たちは子どもの記憶に残ることも許されないんですか!」(馬場カヨ)

冒頭に掲げた護摩はじめ所長(池田成志)の言葉も良い。高い塀に囲まれたおうちで6人のママに囲まれて育つ男の子。まるで寓話のようだ。
クドカンらしいセリフだけでなく、出演者たちの無言の表情もそれぞれ印象深い。

ライター情報

大山くまお

ライター。著書に『野原ひろしの名言』『野原ひろしの超名言』(双葉社)、『名言力』(ソフトバンク新書)、『中日ドラゴンズあるある』(TOブックス)など。

URL:Fire Stone and Water

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    セリフなのかアドリブなのか一言一言聞き逃せない、見逃せない。くすっと笑えるのから思わず吹き出してしまうのまで詰め込んであるクドカンワールド。リアルタイムで見てTVerでも見てしまうw

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  • くるみ 通報

    板垣じゃなくて、板橋では?

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