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「わろてんか」47話「働き方改革」が「わろてんか」にも影響しているのではないか

2017年11月25日 08時30分 ライター情報:木俣冬
連続テレビ小説「わろてんか」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)
第7週「笑売の道」第47回 11月24日(金)放送より。 
脚本:吉田智子 演出:東山充裕
イラスト/まつもとりえこ

47話はこんな話


てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)はいろいろ工夫して集客を増やし、明治45年(1912年)、風鳥亭が開業1年を迎える頃、実家から借りた500円を返済するに至る。

ようやく結婚できそう


風鳥亭は、モチーフになっている吉本せいの第二文学館よりも、1年早く開業したことがわかった47話。
いよいよ明治も終わりの年。7月になると、明治天皇が崩御して、明治から大正に変わる。激動の前の、穏やかな春だ。

遡って47話は、父・儀平衛(遠藤憲一)が亡くなっていたことを知らされたてんがショックを受けるも、翌日は「ゆうべいっぱい笑うたさかい 大丈夫え」と健気に仕事に励むところからはじまる。
「てんのこと頼みます」と殊勝に頭を下げる風太(濱田岳)に、なにやらすっと達観したかのような顔の藤吉。

彼は決意していた。風鳥亭を会社にしようと。
きっと、儀平衛が亡くなったことを知って、男としてもっと頑張って、てんを守っていこうと思ったに違いない。
その決意(会社にすること)をてんと啄子(鈴木京香)に語ると、啄子は「そろそろ結婚してくれまへんか」と言い出す。
「(結婚してたら)お里にも挨拶にいけたのに すまんなあ」と、お父さんが亡くなったのを知らずに、息子の夢のために尽力してくれたてんに心底申し訳なく思ったのだろう。
藤吉も啄子も、てんをこのまま中途半端にさせておくのは良くないと反省したのだ。もっと早く気づいてあげて!

一方、てんはけろっとしたもので(顔で笑って心で泣いてだと思うが)「じつはうちも相談が」と、木戸銭を半値の5銭にする提案をする。
てんはしっかり前を向いていた。そうすることが亡き父への供養になるだろう。

商売繁盛、人手不足、トキ復帰


入場料を半額にする案を、芸人たちは反対するが、啄子は、みんなが反対するからこそやろうと決意する。
北村家家訓のひとつ「才覚」は勝機を見極め、誰もやってないことをやること。
「勝負に出るときは 思い切った手うたなあきまへん」と啄子。
半額案が成功して、お客さんが増え、興行収入がアップ、風鳥亭が軌道に乗る。

のぼりに「安さにびっくり」と書いてあって、こういうキャッチフレーズ、あるある。
「安さにびっくり」する客によって寄席が繁盛すると、啄子とてんだけでは接客が間に合わなくなる。

ライター情報

木俣冬

『みんなの朝ドラ』5月17日発売。その他の著書『挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ』、『ケイゾク、SPEC、カイドク』など。

URL:Twitter:@kamitonami

コメント 6

  • 匿名さん 通報

    思うのですが、てんや藤吉以外の人物の描写が薄すぎませんか。栞ですら人物像があまり見えてきません。ひよっこにしても、べっぴんさんにしても、周辺の登場人物にもっとスポットが当たっていたと思います。

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  • 匿名さん 通報

    藤吉はいろいろやっているんだけどなんか存在感が薄いですよねぇ・・・

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  • トト 通報

    誰が観ても、嘘っぽいストーリーを朝ドラで、やらないで欲しい。視聴者をなめてるとしか思えない!

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  • 匿名さん 通報

    もうあんまり見られないと思っていたトキがレギュラー復帰してくれて嬉しいですw

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  • 匿名さん 通報

    NHK、働き方改革の一環として、脚本・演出にAIを導入してないですか? そんな想像をするくらい「わろてんか」には人間味が感じられないです。 働き方改革で朝ドラ作りが難しくなったのかな。

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