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オカダ・カズチカのパートナー、外道の流転人生。遂には猪木も認めた確固たるビジネス哲学

2018年1月11日 09時45分 ライター情報:寺西ジャジューカ
「新日本プロレス」が、プロレス界の盟主である。誰に聞いたとしても否定しようのない事実。

長い間、日本のマット界には「2大メジャー団体」が存在したが、今、全日本プロレスの方はメジャーと呼ぶに憚られる現状がある。一方の新日は、業界で一人勝ち状態。……なのだが、同団体にも暗黒期はあった。
しかし、選手の徹底した新陳代謝を図り、ターゲットとして見定めるファン層から「昭和」をバッサリと排除。棚橋弘至が道場からアントニオ猪木のパネルを外したことからも、決意のもとに“脱却”を試みたことが窺える。

昭和の時代からウォッチし、現在は新日から若干の距離を置く筆者のようなファンからすると、あくまでそういう印象になる。

テリー・ファンクとビートたけしにハマった少年時代の外道


現在の新日本プロレスでは、あの邪道外道が確固たる発言力を持っている。この事実からして、隔世の感。かつてを振り返ると、あり得なかったことだ。それほど「TPG出身」という経歴は、業界において足かせだった。昭和者からすると、KING OF SPORTSを標榜する新日本プロレスとは相容れない存在のはずだ。

とは言え、邪外のプロレスの技術が天下一品であることは百も承知。特に、外道のスキルは別格だろう。そんな彼が、自らのレスラー人生を振り返る半生記『To Be The 外道 “レヴェルが違う!”生き残り術』を発表している。
『To Be The 外道 “レヴェルが違う!”生き残り術』外道/ベースボール・マガジン社

この一冊、本当に半生記なのだ。何しろ、同書は外道の幼少期にまで遡っている。そして、中学入学後に『ビートたけしのオールナイトニッポン』のリスナーになる出来事も綴られている。これが後に大きな意味を持つことは、プロレスファンならばお分かりいただけると思う。

もちろん、たけしだけではない。『全日本プロレス中継』でテリー・ファンクにハマった彼は、当時放送されていた『世界のプロレス』を媒介にミッドナイト・エクスプレスへ心奪われ、アメリカンプロレスをベースに滞りなくプロレス観を形成していくこととなる。そのまま、彼が「プロレスラーになりたい」と心に決めるのは自然な流れであった。

たけし城の横でスクワットに励む日々


だが、当時のプロレスラーの基準に身長が達していない外道。高校を卒業してプータロー生活を送っていた頃、彼に朗報が舞い込んだ。『ビートたけしのオールナイトニッポン』が「TPG(たけしプロレス軍団)の練習生募集!」と告知したのだ。
「オレとしては、とにかくプロレス界に潜り込むきっかけを探しているワケだから、もう対象なんて何でも良かった」(外道)
TPGでは次第にやる気ある者だけが残り、とりあえず少人数を対象としたTPG主催のトレーニングだけは続けられたという。

ライター情報

寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明と大江慎也と有吉弘行と篠田麻里子が好きです。ブライアン・ジョーンズと菅井きんと誕生日が一緒。

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