今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

「未解決の女」4話。またも大ざっぱな犯行を大ざっぱに推理して、最後は人情で何となく解決

2018年5月17日 09時45分 ライター情報:北村ヂン
未解決の女・警視庁文書捜査官』(テレビ朝日・木曜21:00〜)第4話。

主役の波瑠、鈴木京香をはじめとして、やたらと朝ドラのキャスト出ているということでも話題の本作。今回はいきなり朝ドラネタをぶっ込んできた。

「記憶喪失とか?」
「それはドラマの見過ぎでしょう、朝ドラとか」

古賀室長役の沢村一樹、『ひよっこ』でえらく長いこと記憶喪失になってたもんね。

その沢村一樹が「脇役は倉庫の番に集中しろ!」と言ってたけど、脇役だったのは沢村一樹の方で、波瑠と鈴木京香は朝ドラ主演女優だ。

各役のキャラも立ってきて、脚本もノリノリになっているようで、レギュラー陣がわちゃわちゃやり取りしているのを見ているだけですごく楽しいんだけど……。肝心の事件の方はやっぱり大味でした!
イラストと文/北村ヂン

最近、筆跡鑑定ばっかりやってないか?


今回の事件は、15年前に代議士・藤田晃一(堀部圭亮)の妻・里美(真飛聖)が突如失踪してしまった「主婦神隠し事件」。

例のごとく未解決となっていたこの事件が再捜査されることになったきっかけが、2018年になって新たに起こった、山中の橋からショップ店員・長瀬真智(吉井怜)が何者かに突き落とされたという事件。長瀬の車の中から、藤田里美とDNA型が一致する毛髪が発見されたのだ。

毛髪とともに、9桁の数字が羅列された謎のメモが発見されたことから、鳴海理沙(鈴木京香)は「文字」を手がかりに今回もバシバシ推理をしていく。

・車内に残されたメモが図書館の資料番号であることを割り出し、長瀬が「主婦神隠し事件」についての書籍をやたらと借りていたことが分かる(筆跡から、メモは長瀬が書いたものと判明)。

・矢代朋(波瑠)が、藤田里美の息子から借りてきた料理本に書き込まれた文字がにじんでいる→泣きながら書いたんじゃ!?→息子たちとの別れを知っていたのでは?

・里見が絵馬に書いた、2人の息子へ向けたメッセージの文体の違いから、次男・藤田陸人(百瀬朔)が養子であることを割り出す(陸人の実母は、里見の姉・河村綾子)。

・河村綾子が勤め先の定食屋で書いたとされる文字と、絵馬に書かれた藤田里美の筆跡が一致する→里美と綾子が入れ替わっているのでは?

相変わらずミラクル推理の数々だが、文字の形や線がどうこうといった、見た目中心の分析ばっかりで、鳴海さん、文書解析のエキスパートというよりは、筆跡鑑定の人になっていないだろうか?

もっと文章の中に秘められた謎とかを解き明かして欲しいのに……!

事件も謎解きも大味すぎる


わりと入り組んでいて、見ていても分かりづらかった今回の事件。

ライター情報

北村ヂン

群馬県出身。ライター&イラストレーター。珍奇でバカでサブカルチャーなものが主な取材対象。「デイリーポータルZ」や「日刊サイゾー」などで執筆中。

URL:Twitter:@punxjk

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!