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最終回ディーン・フジオカ「モンテ・クリスト伯」やがて哀しき復讐。最後に愛は勝つ、だが少年の将来が心配

2018年6月15日 09時45分 ライター情報:むらたえりか
真海「これで私の計画はすべて終わりです。どうぞ、お引き取りください」

6月7日(木)放送の木曜劇場モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―(フジテレビ系列)最終話。
2時間スペシャルと聞いたときは「なぜ?」と思ったが、これが大正解だった。復讐収束のなだれ込むような勢いと虚無感とは、2週に分けては出せなかった。
イラスト/Morimori no moRi

入間公平への復讐


モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐はいよいよクライマックスを迎えた。

まずは入間公平(高橋克典)だ。真海は、公平に対して3つの復讐を用意した。
一つは、大切な娘の未蘭(岸井ゆきの)が毒薬を飲んで倒れたかのように見せかけること。もう一つは、公平と神楽留美(稲森いずみ)の隠し子であり殺人の容疑者・安堂完治(葉山奨之)の存在を世間に知らせること。最後は、妻・瑛理奈(山口紗弥加)の死だ。

追い詰められた公平は思いを吐露する。

公平「どこで間違えた。俺はただ幸せになりたかっただけだ。立派な人間になりたかっただけだ。あんな入間貞吉(伊武雅刀)のようなずるい人間にだけはなりたくなかっただけだ。正しくて強くて愛のある、尊敬されるような人間になりたかっただけだ」

やはり、真海の復讐のターゲットは自分の罪を認めない。
娘は戻って来ないと思い込み、安堂との関係を世間に公表され、瑛理奈の死を目の当たりにし、公平は精神が壊れてしまった。死んだ瑛理奈と伏して地面を掘る公平を見つめる貞吉の目が悲しそうだった。

モンテ・クリスト伯の誤算


真海は、自分の計画にいくつかの誤算があったと言う。一つは、留美の存在だ。
留美は公平が安堂を殺してしまったことに気づく。22年前を繰り返すのように、公平は安堂を土に埋めてしまっていた。そして、22年前と同じく、真海の秘書・土屋慈(三浦誠己)がそれを掘り起こし、安堂を病院に運んでいた。
変わらない公平。でも、留美は22年前とはすっかり変わって、強い女性になっている。

留美「ありがとう。息子に会わせてくれて」
真海「私の計画には、いくつかの誤算がありました。そのうちの1つはあなたです、留美さん。あなたの持つ強さ、母親の愛情に、心から敬意を表します」

真海にもらった鑑定書を持ち、留美は公平と自分と安堂の関係を公表しにいく。
教会で「神様、ありがとう……」とささやき鑑定書を胸に抱いた留美の背景には、ステンドグラスが淡い光を放っていた。赤ちゃんだった安堂が埋められた場所に立つ聖母マリア像のように見える。

真海のもう一つの誤算は、未蘭と信一朗が出会ったことだろう。

ライター情報

むらたえりか

ライター/PR企画者。宮城県出身・女子校育ち。「アオシマ書店」で写真集レビューなどを執筆。ハロプロ、ヒーロー、ベガルタ仙台が好き。

URL:わたしとたのしいくらし

「最終回ディーン・フジオカ「モンテ・クリスト伯」やがて哀しき復讐。最後に愛は勝つ、だが少年の将来が心配」のコメント一覧 1

  • 匿名さん 通報

    最後にふわっと実は生きてた感を出してるけど普通に船で消えてくシーンのほうが良かった。シグナルも大山が行方不明なの意味不明だったし。

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