
大阪・中央区南船場にある「バンバンザイ」というお店です。棚にいろんな銘柄のカップ酒がズラ〜ッと並べられており、その種類の多さにまずはビックリ!カップ酒といえば、あの青いラベルの定番「ワンカップ大関」くらいしか知らなかった私ですが、こんなにたくさんの種類があるんですね〜。
店主は若干31才の坂東孝哉(ばんどう・たかや)さん。もともと、日本酒が大好きで、日本酒にあうおでんや串かつを出す店をやりたいと考えていたらしい。が、普通にしていては皆なかなか、日本酒を飲んでくれないのでカップ酒に限定した店をやることを思いついたのだそうで…。
オープンしたのは昨年の5月で、最初のうちは蔵元に1軒づつ電話をかけて全国からカップ酒限定で取り寄せていたのだそう。銘柄は常時20種類くらいを取り揃え、常連のお客さんを飽きさせないよう時々入れ替えたりもしているそうだ。
カップ酒の最大の魅力は?と聞いてみたところ「いろんな種類を、ちょっとづつあれこれ楽しめるところ」という。
パッケージもおもしろいものがいろいろあり、中でも画像の「バンビ」という大阪の秋鹿酒造というところが出しているカップ酒は、見た目のかわいさから女の子にもダントツの人気があるらしい。
その他、やはり大阪で阪神ファンが多いことから「安芸虎」という虎パッケージのものもイチ押しだそう。
ちなみに夏はもちろん冷やしてそのまま出し、冬はカップごとあたため、時にはフグのひれなどを入れてヒレ酒にして出すこともあるそうだ。なるほど、カップ酒だからあたりまえなんですが、お店側としてもわざわざ一升瓶から移し変えなくてもいいため、手間がかからず使い勝手もすごくよさそうです!
この店を訪れて、なんかちょっとカップ酒の印象が変わった私。夏場は特に「とりあえずビール」がついついパターン化してしまいがちですが、たまにはキリッと冷えた日本酒を飲みのスタートにしてみるのもオツです。(野崎泉)