しかし、発見してしまいました! 「和紡布化粧落とし」。これが、落ちるんです。このただの布を水で塗らして拭き取るだけ。それだけで、すっきりクレンジング完了。その上、気のせいかお肌がふわふわ。いつもの洗顔後のつっぱり感もナシ。これはすごいかも。
使い方は簡単、水に塗らした布でお肌をマッサージするだけ。なぜ、こんなに取れてしまうのだろう。商品についていたタグの情報をもとにリサーチしてみると、この布、あらゆる物を石鹸いらずできれいにしてしまうスグレモノであることがわかった。
この「和紡布」という商品は、昔ながらの有機栽培で育てた綿花を手で紡いだ糸で手織りした布。デコボコ感と柔らかさが絶妙なバランスで、水をたくさん吸って糸と布の適度な凹凸が汚れを取って水と一緒に流してしまう仕組み。
製造元の株式会社益久染織研究所さんによると、「和紡布」は今から約30年前、純和製紡績機械である「ガラ紡績機」の保存運動に携わったことから始まった。この紡績機は、スピードは非常に遅いのだが、手紡ぎに最も近い糸が仕上がる。手間がかかるが、このようにしてできた“糸”を、手織り機や昔ながらの力織機でゆっくりと織り上げていくことにこだわった。
その布で作った生活雑貨が「和紡布」。糸を紡ぎ、布を織り上げる過程は、このように人の手によるため多くの時間が必要である。しかも、手仕事ならではの風合いを残しながらも、ある程度は正確な規格に仕上げるということは 大変難しいことなのだという。手間を惜しまないこのもの作りの精神が、すばらしい製品につながっているのだろう。
あまりに気に入ったので、後日、身体洗い用の「和紡ボディミトン」も購入してしまった。こちらも肌に心地よく、無駄な石鹸を使う必要もなく、実に優れた商品。今後愛用していくこと間違いナシ。
石鹸や洗剤のなかった頃、「洗い」の主役はいつもきれいな水、そして布。台所やお風呂はそれだけで十分だったのだ。そのような時代のスローなもの作り、人のぬくもりを感じることができるこの商品。明治時代にタイムスリップしたような気分にさえなる。みなさんのバスタイムにも、おひとついかがですか。
(さくら)
・(株)益久染織研究所HP