「午後イチ」って何時のこと？

仕事の打ち合わせなどで時間を決めるときに、「午後イチで」といわれることがある。みなさんもきっといわれたことがあるだろうし、自分でいうことだってあるだろう。

しかし、私はいつもこの「午後イチ」について疑問があった。これは午後1時の略ではなく、午後一番のこと。そうだとしたら本来は12時をさすことになるから。とはいえ、なんとなく午後イチは午後1時という気がするし……。そこで、そういわれた時には念のため、先方に「午後1時ですか？」と確認するようにしていた。

一方で、自分の原稿の締め切りなどの場合には、午後2時〜3時ぐらいまで、午後イチと解釈してもいいかも?!　などと、都合よく考え、確認せずにいることも。

つまり、人によってどうにでも解釈できるというか、午後イチというのは、意外と曖昧な気がするのだ。そこで、まわりの人たちにも午後イチの観念を聞いてみた。

するとほぼ全員が、基本的には「午後1時」とこたえた。理由としては「午後12時からのランチタイムが終わったあとの午後一番だから」とのこと。

そこで、「『午後イチに伺います』といわれて12時に来られたら焦る」とか、「『午後イチで連絡します』っていわれて、午後3時くらいにかかってきたら遅いと思ってしまう」という意見が。

でも中には私と同じように、「打ち合わせなどで『午後イチで』っていわれると、その会社によって午後12時から1時がお昼休み、という勝手なイメージをもったこともあったけれど、結局午後1時のことなのかどうか不安で、あえて「13時ですね」って確認した覚えがある」という人も。

また、「基本的にランチタイム明け一番って感じ。その相手先のランチ明けの時間がわからない場合は、大体どの会社でも午後2時にはランチが終わっていると思うから、午後2時前後になるかな」という意見もあった。

ランチタイム明けといえば1時が一般的、といっても、会社によってはランチタイムが12時から1時までと定まっているのかどうかわからない。そう考えるとやっぱり曖昧ということになる！　

さらに、こちらも私と同じように「特に締め切りなんかの時は、3時前後に延ばしちゃったりする」という友人は、「相手が『午後イチに連絡します』といったのに、2時ぐらいまでに連絡がこないと「ん？」って思うかも。勝手だね（笑）」とのこと。みんな、そういうものなのかも?!

午後イチ＝午後1時ととらえるのが一般的、というのは今回聞いてみて確認できた。でもやっぱりこれからも場合によって、都合よく解釈しちゃいそうだ。
（田辺　香）