『濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》』開催。17作品を...の画像はこちら >>



Text by CINRA編集部



『濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》』が開催される。



同イベントは、『第79回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に正式出品された濱口竜介監督の最新作『急に具合が悪くなる』が6月19日に公開されることを記念して開催。

8ミリ青春群像劇『何食わぬ顔』(2002)から、『ヴェネチア国際映画祭』銀獅子賞(審査員大賞)受賞作『悪は存在しない』(2023)まで、20年以上におよぶフィルモグラフィから17作品を一挙上映する。



【上映作品】
『何食わぬ顔(long version)』(2002)
『PASSION』(2008)
『永遠に君を愛す』(2009)
『THE DEPTHS』(2010)
『親密さ』(2012)
『なみのおと』(2011)
『なみのこえ 新地町』(2013)
『なみのこえ 気仙沼』(2013)
『うたうひと』(2013)
『不気味なものの肌に触れる』(2013)
『ハッピーアワー』(2015)
『天国はまだ遠い』(2016)
『寝ても覚めても』(2018)
『偶然と想像』(2021)
『ドライブ・マイ・カー』(2021)
『Walden』(2022)
『悪は存在しない』(2023)



【上映劇場】
5月22日(金)~Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
6月5日(金)~シモキタ-エキマエ-シネマ K2、神保町・シネマリス、京都・出町座



【濱口竜介のコメント】
「映画っつーのは、映画館で見るもんです」
これは今からはや18年前、自作『PASSION』のユーロスペースでの1日限りの上映における舞台挨拶で、出演者の一人、渋川清彦さんが口にした言葉だ。聞いた当時も「そうだそうだ」と思ったものだが、ここまで反芻する言葉になるとは思わなかった。
今年、6/19に予定されている新作の『急に具合が悪くなる』全国公開に合わせて、色々な劇場で、過去作の特集上映を組んでいただけることになった。こんなにありがたいことはない。どの作品もいつか、どこかで、誰かが見たらいい、ぐらいのことしか考えてはいなかったけれど、唯一、できれば映画館で見て欲しいと願っていた。そうでないと自分の映画は、きっとあまり面白くないと思う。
気づけば四半世紀、それなりに闇雲に、言ってみれば愚かに、映画づくりを続けてきた。過去作のどの作品にもどこかしら、新作『急に具合が悪くなる』との類似点を見つけられるだろうけれど、それだけでなく、過去作同士が驚く(呆れる)ほど、似た相貌を示すこともある。それは単純に「ほかに手が思いつかない」という能力の限界を示すものだし、「次こそは、もっとうまくやれるかも知れない」と自分に期待をかけ続けた結果でもある。どの作品づくりも、自分の新たな愚かさを発見する旅だった。そんなものに付き合ってくれた、すべてのキャストとスタッフに、ただただ御礼を申し上げたい。

もちろん、こうして映画を上映いただくすべての劇場、そして、そこまで来てくれる観客のあなたにも。本当に、ありがとうございます。
どうか、いい出会いがたくさんありますよう。
濱口竜介



『濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》』開催。17作品を一挙上映



『濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》』開催。17作品を一挙上映

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