なかなか打球が上がらず、内容でも苦心が続いている大谷(C)Getty Images

 またも快音は響かなかった。現地時間5月4日に敵地で行われたカージナルス戦で、ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場。

チームが4-1で快勝する中で、3打数無安打2四死球と4試合連続で無安打に終わった。

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 ドジャースの連敗は「4」で止まった。ゆえにナインの表情は往々にしてリラックスしていたが、大谷だけはどこか険しい顔つきだった。この日は第2打席で四球、第4打席では死球を受け、2度の出塁をしたが、ヒットは生まれず。これで19打数ノーヒットとなった。

 大谷にとって自慢のパワーも鳴りを潜めている。一発は4月26日(現地時間)のカブス戦で第6号を放ってから出ておらず、長打そのものも翌27日のマーリンズ戦で二塁打を放ってから出ていない。直近5試合での三振率も26.3%にまで上がり、打席内での質も欠いている。

 無論、球界屈指の強打者である大谷は、ライバルからも強く警戒され、徹底的に対策される。打ち崩すのも容易ではない。だが、明らかに精彩欠く状況には指揮官も一抹の不安を抱えている。4日のカージナルス戦後に、ロサンゼルスのスポーツ専門局『Sports Net LA』のフラッシュインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督は、「間違いなく彼自身が求める基準は高い。

それは我々全員だって同じだ」と切り出し、「いつか(不振から)脱却するのは分かっているが、打撃フォームのメカニックの部分で少し修正が必要だと感じている」と語った。

 稀代の天才の状態は、米メディアでも注視されている。米スポーツ専門局『ESPN』は、大谷が4試合連続でノーヒットに終わったのは4年ぶりの出来事であったと紹介。その上で「オオタニの不振は、ドジャースの不振に繋がる。今は明らかに調子が良くない」と伝えた。

 これまでも不振はあった。そして、そのたびに力強く復活を遂げてきた大谷だけに、キッカケさえ掴めれば、あっという間に打ち出すはずである。今は、その瞬間を待つしかない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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