WTTコンテンダー・ラゴスを制した大藤。写真はWTTコンテンダー太原のもの(C)Getty Images

 卓球の国際大会「WTTコンテンダー ラゴス」(ナイジェリア)が現地時間5月24日まで行われ、女子シングルス決勝では、大藤沙月(世界ランク12位)と橋本帆乃香(世界ランク14位)が対戦。

日本選手同士によるファイナルは4-1で大藤が勝利し、見事な戦いぶりで頂点の座を掴んだ。

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 第1ゲームを11-3で先取した大藤は、続く第2ゲームを5-11で落とすも、3、4ゲームを11-3、11-6のスコアで連続でものにし、一気に王手。続く第5ゲームも大藤が11-4で圧倒し、試合を制した。

 先の世界選手権団体戦でも存在感を放った橋本に対し、主導権を渡さずタイトルを獲得した大藤。その強さには海外メディアも関心を向けている。中国ポータルサイト『捜狐』が決勝戦のレポート記事を掲載。試合展開や結果を伝えるとともに、国際舞台における日本代表選手の選考についての見解を示している。

 同メディアは記事内において、大藤が今年の世界選手権やアジアカップ、また発表されたばかりの名古屋アジア大会など、主要国際大会にエントリ―されていない現状を指摘。その上で、今回の決勝を争った大藤と橋本が、それぞれ過去に中国の一線級の選手を下してきたと振り返りながら、「中国側から見れば、日本卓球協会内部でどんな選考が行われていようと、大藤と橋本はすでに『中国選手を倒せる存在』であることを証明済みだ。違いは、日本代表のユニホームを着られるかどうかだけとも言える」などと訴える。

 また、日本卓球協会による代表選手の「選考ルール」についても触れており、「全日本選手権シングルス優勝者、代表選考会優勝者、世界ランキング最上位選手が優先され、残る枠は強化本部推薦となる」などと説明。同メディアは、「大藤の問題は、代表選考会に出場せず、全日本選手権でも優勝していないことだ。

さらに強化本部推薦枠でも出場権を得られず、現在のような“実力は十分でも代表に選ばれない”という奇妙な状況が生まれている」と論じている。

 さらに、今大会優勝という結果から、「彼女が持ち帰ったのは、ポイントと賞金だけではない。“日本女子卓球界で最も扱いが難しい存在”という、より複雑な評価もまた背負うことになった」などと独特の言い回しで、選手としての強さを評している。

 代表選考を巡る議論が繰り広げられる中でも、今大会で頂点を争った大藤、橋本、それぞれが国際舞台で確かな実力を示していることは間違いない。そしてこの先も、実力者が鎬を削る日本女子卓球界において、その存在感はさらに高まっていくはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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