途中出場で決勝点を挙げた小川。ストロングポイントであるゴール前でのポジショニング競り合いの強さを生かしたゴールだった(C)Getty Images

 サッカー日本代表は5月31日、国立競技場でアイスランド代表との国際親善試合を行い、1-0で勝利した。

相手の固い守りに対し攻めあぐねる時間帯が続いたが、87分に途中出場の小川航基がヘディングでゴールを決め、北中米ワールドカップ(W杯)前最後の実戦を白星で飾った。

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 森保一監督はこの試合、試合終了までにスタメン11人を全員交代させ、多くの選手をピッチに送っている。その中では、先発に名を連ねた37歳の吉田麻也が試合序盤、両チームの選手が作った花道の中を歩きグラウンドから去るシーンも展開されている。長く国際舞台で活躍したこれまでの功績を称える形でのセレモニーとなった。

 6万人を超える大観衆に勝利を届けたい日本は、相手ゴールに迫りながら無得点のまま試合が経過。終盤、後半から出場した菅原由勢のクロスを小川が頭で合わせ1点を奪い、苦戦を強いられながらも辛勝。最低限の結果を残し、いよいよ本番となるW杯へと挑む。

 森保ジャパンのこの日の試合内容は、オランダの『Voetbal International』でもレポートしている。W杯初戦で日本と対戦する同国のサッカー専門メディアは、このゲーム結果について、「今回のアイスランド戦の内容は、それほど楽観的なものではなかった」と評価。だが一方で、「もっとも、モリヤス監督はこの試合を選手たちの実戦感覚を取り戻す機会として活用した他、元VVVフェンロ所属で日本代表通算127試合出場を誇る37歳のマヤ・ヨシダにセレモニーの場を設ける意図もあった」などと振り返っている。

 さらに同メディアはホームチームへ向けシビアな意見を並べており、「試合を通じてボール保持では日本が優勢だったものの、粘り強く守るアイスランド相手にその優位性を十分生かすことはできなかった」と指摘。また、スタメン出場した上田綺世がノーゴールに終わったことで、「アヤセ・ウエダはこれで代表戦5試合連続無得点となった」とも綴っている。

 そして、エールディビジ所属選手により生まれた得点シーンもクローズアップしており、「最終的に試合を動かしたのは、日本の途中出場組だった。試合終了間際、ユキナリ・スガワラのクロスにコウキ・オガワが頭で合わせ、代表通算11得点目となる決勝ゴールを記録した。日本は苦しみながらも勝利を収め、オランダとのW杯初戦へ向けて前向きな形で締めくくった」と報じている。

 日本はこの後、キャンプ地へ移動し最後の調整を行い、現地時間6月14日のグループリーグ初戦に備える。最後の強化試合の内容が、大会までの準備にどのような影響をもたらすことになるのか。いずれにせよ、森保ジャパンにとって2度目のW杯は、もう目の前だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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