俳優の草なぎ剛が主演するカンテレ・フジテレビ系のドラマ“復讐シリーズ”最新作が、2023年1月より放送されることが決定した。草なぎがカンテレ制作の連続ドラマで主演を務めるのは8作目で、カンテレ最多主演回数となる。



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 本作は、2015年に放送された『銭の戦争』、2017年に放送された『嘘の戦争』に続く“復讐シリーズ”最新作。『銭の戦争』は、栄光と挫折を経験した男・白石富生が、金も職も婚約者も全て失い、金貸しとなって父親をはめた宿敵や非情な社会に壮絶な復讐を遂げる物語で、関東地区平均視聴率は世帯13.4%(ビデオリサーチ調べ、以下同)、最終回では世帯15.4%を記録。

 そして、第1弾から2年後に放送された『嘘の戦争』は、幼い頃、家族を殺された少年が、海外に渡って一ノ瀬浩一と名を変えて詐欺師となり、30年の時を経て家族を殺した真犯人に復讐するストーリー。巧妙なだまし方でじわじわと家族を殺した真犯人に復讐していく姿やスピード感のあるストーリー展開が話題となり、関東地区平均視聴率は世帯11.3%、最終回は世帯11.6%を記録した。

 草なぎがカンテレ制作ドラマで主演を務めるのは、自身初主演となった連続ドラマ『いいひと。』(1997)にはじまり、『僕の生きる道』(2003)、『僕と彼女と彼女の生きる道』(2004)、『僕の歩く道』(2006)、『37歳で医者になった僕』(2012)、『銭の戦争』(2015)、『嘘の戦争』(2017)に続く8作目。
そのほか、カンテレ55周年ドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』では主演として手塚治虫を演じている。

 草なぎは、「今回の連続ドラマでの主演のお話をいただいたとき、驚いたのと同時に、お世話になったカンテレさんとドラマのお仕事ができるので嬉しかったです。連続ドラマでの初主演がカンテレさんの『いいひと。』で、その作品から考えてもう8作品目。再び原点であり出発点に戻ってきました!」と報告。

 6年ぶりとなる“復讐シリーズ”については、「すごく大好きな作品『銭の戦争』、『嘘の戦争』に続く“復讐シリーズ”の最新作。
振り返ってみると、大変だった撮影や、大杉漣さんという素晴らしい方との最後の共演にもなったので、とても大切な思い出となっています」と回顧し、「最新作でいままでにまだ見たことのない僕自身だとか作品というものを作っていけたらと思います」と意気込みを。

 さらに「復讐シリーズで、本当にいろいろなことに挑戦できたので、今回も、いつもご一緒させていただいているスタッフの皆さんの胸を借りて、思いっきり、演技に集中出来ればと思っています。僕は『昨日できたことが今日できるかわからない』というのが演技の基本だと思うので、今回の作品も、その時感じた新鮮な気持ちを大切に作品に取り組みたいと思います」と語っている。

 そして、「『銭の戦争』『嘘の戦争』の続編を見たい、という声を以前から聞いていました。スタッフの皆さん、ファンの皆さん、そして僕自身が一番待ち望んでいた“復讐シリーズ”。今、持っている力を全て出し切りたいと思います!」とメッセージを寄せた。


 映画『ミッドナイトスワン』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞やブルーリボン賞主演男優賞など数々の賞を受賞。また、昨年放送されたNHK大河ドラマ『青天を衝け』では徳川慶喜役として存在感のある芝居を見せた草なぎを主演に迎え、どのような復讐劇が展開されるのか。制作陣からも、新たな役柄に挑戦することとなる草なぎに期待が高まっているという。

 草なぎ剛主演“復讐シリーズ”最新作は、カンテレ系にて2023年1月より毎週月曜22時放送。