池田エライザが、6月17日21時放送の土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』(フジテレビ系)のエピソードの1つ「視線」で主演を務めることが発表された。池田は『世にも奇妙な物語』シリーズ初出演で初主演。



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 池田が演じるのは、ある日その場にいる全員から視線を向けられてしまう大学生・新谷杏奈。この役を演じるにあたり、池田は「作品の中で迷子になってしまうほどのめり込んでしまおうという心づもり」と意欲的なコメントに続き、「登場するすべての方々と協力せねば成り立たないという難易度」と本作の設定の難しさと面白さについてもコメントを寄せた。

 さらに、物語の鍵を握る大学生・城琢磨を演じるのは、醍醐虎汰朗。醍醐が『世にも奇妙な物語』に出演するのも今回が初となる。また、杏奈の母親役を声優宮村優子が演じる。宮村のドラマ出演は2003年に出演した『ラストプレゼント』(NHK)以来、約20年ぶりとなる。


 大学4年生の新谷杏奈(池田)はいつも通り授業を受けていると、通路を挟んだ席に座る学生がこちらをじっと真顔で凝視していることに気づく。怖くなり友人に助けを求めようと振り返ると大教室にいる全員の視線が自分に向けられていた。

 杏奈は尋常ではない視線の数に恐怖を覚え、教室を飛び出すが、廊下でも学生全員の視線を感じる。急いで家に帰る杏奈だが、街中でも一人残らず自分を見つめてくる。翌日もその場にいる全員からの視線を感じる杏奈は誰とも目が合わないようにうつむいていたが、唯一自分から視線を外す同じ4年生の城琢磨(醍醐)を見つけ…。

 『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』は、フジテレビ系にて6月17日21時放送。


 池田、演出・松木創のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■池田エライザ

――『世にも奇妙な物語』への出演が決まった時の感想

「いつも楽しみに見ていた番組に参加できるということがとても光栄です。上京した高校時代、レンタルして一人で見ることもあったほど、とても好きなシリーズでした。『世にも奇妙な物語』の主人公として選んでいただけたからには、作品の中で迷子になってしまうほどのめり込んでしまおうという心づもりです」

――台本を読んでみての感想

「登場するすべての方々と協力せねば成り立たないという難易度に、とてもひかれました。すべての視線が集まる中で、人間がどういう心理状況に陥るのか考える時間はとても面白かったです」

――番組を楽しみにしている視聴者の方へメッセージ

「さまざまな作品が立て続けで放送されるこの番組の中で“視線”という作品は、とても人間の深層心理に訴えかける役目があったと感じています。楽しみつつ、“もし自分だったら…?”と考えながら見ていただけたら、より楽しんでいただけると思います。
お楽しみに!」

■演出:松木創

「普段は、通行人役のエキストラさんが主役を見てしまうと撮り直しになるのですが、今作は全員が一瞬足りとも主役から目を離しちゃいけないという、まさに“奇妙な”現場で、なかなか大変でしたが、見たことの無い映像を実現できたと思います。池田エライザさんは映像演出もなさっていて、監督と役者の両方の気持ちが分かる人なので、撮影中も高いレベルでのディスカッションができ、楽しかったですね。『世にも奇妙』ホラー担当の私にしては珍しく感動シーンがあるのですが、計算された見事なお芝居でした。極私的には、宮村優子さんとご一緒できたのが、ちょっと夢がかなった気分でしたね。なにせあのアニメの長いファンなので」