大相撲夏場所14日目(23日、東京・両国国技館)

 東序二段102枚目・豪鬼神(式秀)が東同97枚目・隆葵(田子ノ浦)を押し出し、5場所ぶりの勝ち越しを決めた。「昨年7月以来なので長かったです。

正直うれしい」と喜んだ。

 立ち合いで右のまわしを取ったが、相手が半身で耐える形に。「半身の時にもっと崩したかったけど、組み相撲ではないので、取り方が分からなくて」と攻めあぐねたが、相手の出方を警戒しながらじっくりと圧力をかけ、最後は右のおっつけで体を離してから押し出した。17歳下との約1分50秒の長い相撲を制した33歳は「重かった。疲れました」と息を切らしながら、安どした。

 勝ち越しは昨年名古屋場所以来。直近3場所は3勝4敗とあと一歩届かず、先場所は9年ぶりの序ノ口で負け越し。「まさか序ノ口で負け越すとは思わなかった」と悔しさを味わった。師匠の式秀親方(元幕内・北桜)から「もう一回、下半身を鍛え直そう」と檄を受け、春巡業後は下半身強化に力を入れてきた。「自分の中で鍛え直せたと思えて、今場所はいろんな技を出したり、体が動いた。来場所に向けて、6月もしっかり体を鍛え直していきたい」と誓った。

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