ディズニーの名作アニメーションを実写化する映画『リトル・マーメイド』。本作に登場するディズニー屈指の人気楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」の誕生秘話を、同曲の生みの親であり、実写版でも音楽を担当するアラン・メンケンが明かした。



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 アニメーション版から生まれたこの楽曲は、人間の世界に憧れるアリエルが、その切ない思いを込め歌う珠玉のバラードで、夢をかなえるためには危険を冒すこともいとわない好奇心旺盛なアリエルというキャラクター性を象徴するような一曲として知られている。この曲を通じて、多くの人々がアリエルの心情に共感し、アリエルを人気ヒロインに押し上げることにもつながった。

 この楽曲の誕生に貢献したのが、『美女と野獣』(1991年)や『アラジン』(1992年)の音楽にも携わるディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンだ。

 いまやディズニー・ミュージカルには欠かせない存在になったアランだが、「パート・オブ・ユア・ワールド」の製作時を振り返り、「あの歌は、水の流れから始まったんです。イントロ部分では水が動き、流れていくことをイメージした。そこから生まれたんだ」と、アリエルの住む海の中を連想させるメロディーになっていることを明かす。


 そして、同楽曲を共に手掛けたもう一人のレジェンド的存在ハワード・アシュマンとのコラボレーションについて、「あれは典型的な(ハワード・)アシュマン&メンケンのバラードでもあります。私たちはよく“We have somewhere that’s wet”と言い合った」と、海の中にとらわれているアリエルを思わせるウェット感を常に意識していたという裏話を明かしている。

 6月10日より公開となる実写版でこの楽曲を披露するのは、世界的歌姫ビヨンセがその実力を認め、自身のライブツアーにも参加させた若手俳優ハリー・ベイリー。オーディション時に披露した圧倒的な歌唱力で監督たちの心を射止めた彼女は、既に解禁されている映像でも、圧巻の歌声を披露している。

 アランは実写版の「パート・オブ・ユア・ワールド」について、「とても感動的。ハリーが歌っているラフカットを見た時、涙が出ました。
すごく感情的で美しかったので。私はとても誇りに感じました」とも語っている。果たして、世界中から愛され続けるディズニーの名曲がどう生まれかわるのか?

 なお吹替版では、2008年にミュージカル『アニー』のアニー役でデビューし、舞台『ピーター&ザ・スターキャッチャー』やミュージカル『The Fantasticks』『ザ・ビューティフル・ゲーム』などの話題作に出演している若手注目株の豊原江理佳がその大役を担う。

 映画『リトル・マーメイド』は、6月9日より全国公開。