山崎貴監督が「CinemaCon 2026」メインステージに登壇し、『ゴジラ-0.0』の最新情報と映像を披露、劇場映画への想いを語った。さらに、ゴジラ最新ビジュアルが解禁された。



【写真】恐ろしくもカッコいい『ゴジラ-0.0』のゴジラ

 1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた怪獣「ゴジラ」。

 山崎貴監督がメガホンを取ったゴジラ70周年記念作品にして、日本製作の実写版ゴジラ30作目となる『ゴジラ-1.0』は、興行収入76.5億円を突破。さらに、アジア初となる第96回アカデミー賞(R)視覚効果賞受賞をはじめ、国内外の映画賞で50以上の最優秀賞を受賞する快挙を達成し、世界中で“ゴジラ”大旋風を巻き起こした。

 2024年11月1日、ゴジラ新作映画の製作、および山崎貴が『ゴジラ-1.0』に引き続き監督・脚本・VFXを務めることが発表された。そして約1年後の2025年11月3日の“ゴジラの日”、東京ドームシティで開催された「ゴジラ・フェス2025」にて、イベントに集まった3.9万人の観客の前で、これまで一切の情報が明かされていなかった新作ゴジラのタイトルが『ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)』であることが解禁された。

 タイトルとタイトルロゴが解禁されると、そのニュースは瞬く間に日本および世界中を駆け巡り、発表後にはXトレンド1位を獲得。各ニュースサイトのトップに掲載されるなど国内メディアでも数多く取り上げられ、大きな話題を呼んだ。本作の公開は11月3日に決定。さらに北米では同年11月6日に公開されることが明らかになった。

 現地時間4月14日午前9時(日本時間4月15日午前1時)、山崎貴監督がアメリカ・ラスベガスのシーザーズ・パレスで開催された「CinemaCon 2026」のメインステージに登壇。これまで詳細が明かされていなかった『ゴジラ-0.0』の本邦初解禁となる最新情報を発表した。

 「CinemaCon」は、映画興行・配給など映画産業のあらゆる分野に携わる世界中の映画関係者に向けて、ハリウッドの大手スタジオがその年の注目作品を紹介する世界最大級の映画コンベンション。
各スタジオの大作映画の最新情報が解禁される場として、毎年映画ファンからも高い注目を集めている。

 過去には、トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の紹介のために登壇したほか、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の映像が初解禁されたこともある。そうした中で邦画実写作品がメインステージで紹介されるのは極めて異例だ。

 会場に詰めかけた映画業界関係者を前に山崎監督が登壇すると、割れんばかりの拍手が巻き起こり、『ゴジラ-0.0』と監督への高い期待を感じさせた。監督はまず、前作『ゴジラ-1.0』が自身の想像を超える歴史的成功を収めたことについて、作品を世界中に届けた映画業界関係者へ感謝を述べた。

 続けて、パンデミックによる映画業界の転換期に触れ、映画館に観客を呼び戻したいという思いを込めて『ゴジラ-1.0』の制作に臨んだことを明かした。自身が愛するゴジラについては、「ゴジラは、1954年に日本の映画館で産声を上げて、『劇場で観るための映画』として、70年間、力強く記憶に刻まれてきました。スクリーンで見上げる巨大なスケール、座席を震わせる咆哮。ゴジラは、映画館で体験してこそ、真のゴジラとなります」と力強く語った。

 また、「映画を、映画館で鑑賞する文化」をゴジラの力を借りて最前線で作っていきたいとし、「映画は、映画館で観るもの」という信念についても熱弁。世界中の観客に“圧倒的な没入感”という劇場体験を届けるため、『ゴジラ-0.0』を邦画作品として初めて【Filmed For IMAX(R)】基準を満たして制作したことを発表し、会場からは労いの拍手と歓声が巻き起こった。

 「CinemaCon 2026」以前に解禁されていた情報は、公開日とスーパーティザービジュアル、ロゴのみ。
監督は物語の核心には触れないとしつつ、大きく2つのポイントを明かした。1つ目は『ゴジラ-0.0』が『ゴジラ-1.0』の先の世界を描く物語であること、2つ目は敷島家の大きな運命を描く作品であること。これにより、神木隆之介演じる敷島浩一と浜辺美波演じる典子が再登場することも発表された。

 さらに、山崎監督は「前作で、ゴジラ襲来によって『マイナス』まで突き落とされた戦後の日本。人々は這い上がり、未来へ向けて歩み出そうとしました。本作では、その日本を、そして敷島家を、さらなる深い絶望が襲います。抗いようのない圧倒的な力を前にした時、人間はどう立ち向かうのか。愛する者を守るため、敷島家はどんな覚悟を決めるのか。『マイナス』から『ゼロ』へと至る道程は、決して平坦なものではありません。私たちは今、この新たな絶望と希望の物語を、世界中の映画館へとお届けするために、持てる技術と情熱のすべてを注ぎ込んでいます」と、物語への思いを力強く語った。

 最後に監督は、「最新作『ゴジラ-0.0』で、多くのゴジラファンを再び映画館へお迎えできることを、楽しみにしています。どうか皆さん、一緒に、世界中の映画館を熱狂で震わせましょう。
映画館の底力を、世界に見せつけましょう!」とスピーチを締めくくり、来場者に向けて全世界初解禁となるファーストティザー映像を紹介。会場は大きな歓声に包まれた。

 上映中は、来場者が一瞬たりとも見逃すまいとスクリーンに釘付けとなり、各シーンで大きなリアクションが起こった。映像終盤、自由の女神とゴジラが登場すると、会場のいたるところから歓声とどよめきが上がり、“ゴジラ”がラスベガスを揺るがすかのような衝撃を与えた。

 メインステージでのスピーチを終えた監督は「盛り上がりましたね! ステージに出て行ったときに皆さんが盛り上がって、温かく迎えてくれて嬉しかったですし、ファーストティザー映像を見ていただいた時のリアクションがとてもアツく、世界でも期待されているということを実感できたので、来てよかったと思いました!」と、興奮冷めやらぬ様子で「CinemaCon 2026」登壇の感想を語った。

 ファーストティザー映像が解禁され、『ゴジラ-0.0』に登場するゴジラの全貌が明らかとなり、【新たな絶望】【新たな厄災】を体現する恐ろしい姿が大きな話題を呼んでいる。

 このたび、本作で人々を「新たな絶望=マイナス」に叩き落とす最恐ゴジラの姿を切り取った衝撃の場面カットが解禁された。「Filmed For IMAX(R)」制作だからこそ実現したフル画角による、圧倒的な恐怖と迫力が詰まった一枚となっている。このゴジラを全身で体感しに、ぜひ劇場へ足を運んでほしい。

 映画『ゴジラ-0.0』は、11月3日公開。

※山崎貴監督のスピーチ全文は以下の通り。

<スピーチ全文>

■山崎貴監督スピーチ内容

 みなさん、こんにちは。
日本から来ました、映画監督の山崎貴です。

 まずは、皆さんに深い感謝をお伝えしなければいけません。2023年に公開された『ゴジラ-1.0』は、私たちの想像をはるかに超える歴史的な成功を収め、日本のスタジオ制作作品として初めて、アカデミー賞最優秀視覚効果賞という素晴らしい栄誉を手にすることができました。しかし、あのオスカー像は、私たち制作チームの力だけで取れたものではありません。あの絶望と感動を、最高の音響と、巨大なスクリーンで、世界中のお客様に届けてくれた、映画館関係者の皆さんがいたからです。皆さんがいなければ、あの奇跡は絶対に起きませんでした。

Truly thank you so much!(本当に、ありがとうございました!)

 パンデミック以降、映画業界は大きな転換期を迎え、『ゴジラ-1.0』も当時、製作中止の危機に立たされました。そして映像を自宅で、スマホで見るのは当たり前になりました。しかし、私は確信しています。「映画は、映画館で観るものだ」と。映画館に人を戻すという強い意思のもと、『ゴジラ-1.0』は再始動しました。

 ゴジラは、1954年に日本の映画館で産声を上げて、「劇場で観るための映画」として、70年間、力強く記憶に刻まれてきました。
スクリーンで見上げる巨大なスケール、座席を震わせる咆哮。ゴジラは、映画館で体験してこそ、真のゴジラとなります。だからこそ、私は、「映画を、映画館で鑑賞する文化」を、ゴジラの力を借りて、最前線で作っていきたいと思っています。映画館へ行くことの価値、体験、思い出を、ゴジラがその筆頭を歩いて証明し続けたいのです。

 そして最新作『ゴジラ-0.0』は、劇場に最高の没入感をお届けするため、日本映画として初めての、「Filmed For IMAX」作品でお届けします。ゴジラの大きさ、恐怖、そこで生き抜こうとする人々を、かつてない解像度とスケールで描き出しています。皆さんの劇場のスクリーンを、限界まで震わせることをお約束します。

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